240話
見た目も心も人間を捨てたド外道にブチ切れた彼は、自慢の刀で思いっきり斬りかかった。
するとすんなり首を半分スッパリ切れ込めたのだが、さすがに今までの魔女を思えばこれで勝てるはずもなく、国母はお気に入りの蔑む台詞を返した。

直後、右フックが彼の顔面を捉えると、衝撃映像の交通事故みたいに吹っ飛ばされた。
それでもまだ息があった彼は一発で満身創痍、もう満足に動けなくなり、魔法とか搦め手じゃなくシンプルな殴打でHPギリギリまで減らされてメンタルも意気消沈。
そんなことは構わず国母はさらに巨大化しながら、止めの追い打ちをぶち込もうとした。
そして血しぶきが飛び散ったのだが、それは彼が潰されたのではなくルーミが助太刀に入って国母の手が切れ飛んだからだった。
しかしルーミでも左フックを避けられずにぶち込まれてしまい、壁に激突するほど吹っ飛ばされた。

その一発でルーミもヒキガエルみたいにぐったり動けなくなってしまい、絶体絶命。
ご多分に漏れずジュビジュビ再生した国母は彼を掴み上げると、愚かな人間が、とまた蔑みながら容赦なく骨をバキバキに砕いて血を搾り出し、ヤリチンの生き血を摂取し始めた。

とにかく血が美容に欠かせない国母の大油断、それを示すように多眼河童みたいな頭部がぶち抜かれて頭部内が丸見えになった。
助太刀に次ぐ助太刀、なんだかんだ来てくれたのはガーディアントリオで、カウガールの銃が火を噴いたのだ。
国母の正体をその目で見て反旗を翻した彼女らの本気度はもう疑いようがなく、歴史の転換点を二人だけに任せておけないという心配もあった。

頼もしい限りだが魔女国母は頭をぶち抜かれてもセルみたいにまだまだ再生できるので致命傷には程遠く、今度はドラゴンみたいに火炎放射を3人にぶっかけた。
それはギリギリ飛んで避けた3人だが、空中では身動きできないので追い打ちの格好の的だった。
国母の無双感を刷り込むためだけのやられ役としてあてがわれたとしか思えず、掴まれ壁にめり込まされ、喰われてバキバキに砕かれ、またはぐしゃっと押し潰されて終了。

単なる暴力だけで異常に強い国母から、果たして勝算など見出せるのか…
































