監禁生活~私の日常は奪われました~2巻
陽の光が届かない地下牢に閉じ込められているせいで、時間の感覚が失われていった。
全く希望が見えない状況で精神はやられ、身体は痩せ細り、ただ生かされているだけの無気力状態。

しかし、完全な受け身で伸びた髪を切られている間、敷いた新聞の日付を見て、もう半年も監禁されていることを知った。
すると軽い洗脳状態から正気に戻った美季は、改めて早くこの地獄から抜け出さなければならないと思い、日常にいた人たちを思い出した。
ではどうやって脱出の糸口を掴むか、その為にはまず、柳の求める理想の妻のように振舞い、信頼を得て隙を作らせるのが今できること。
従順に振舞って飼いならされた猫のようになれば、柳の逃げられるかも知れないストレスを緩和させ、厳重な監禁を少しは和らげる可能性がある。

長く一緒の時間を過ごした結果、被害者ではなく共に暮らすパートナーのような感覚が芽生えた。
そう変化したように思わせるために徹底して素直に従順に振舞った結果、柳が家にバンドメンバーを呼んで練習する日、部屋にテレビを置いて映画を流したままにしていったのだ。
今までにない音の出る娯楽を与える気遣いは、まさに美季が狙っていた過去最大のチャンス。
もちろん縛られ口を塞がれてはいるが、何とか音量を最大にできた美季はバンドメンバーが異常に気付いてくれることを祈った。
そしてメンバーではなく見学で来て、柳の違和感に薄っすら気づいている一人が楽器以外の音に気づいたが、柳が家の中の詮索を許さなかった。

結果、また信頼を失った美季は、以前に監禁されていた人のように、今度は自分が先輩被害者の立場を知る羽目になってしまう。
感想
監禁生活~私の日常は奪われました~でした。
監禁の量刑をチラっと調べましたが、被害の日数にもよりますが本当に軽いなと思いましたね。



































