パンプキンナイト8巻
ネタバレ感想
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パンプキンナイトを追う刑事コンビが頼ったのは、尚子の熱狂的ファンである凄腕未成年ハッカーの緒方。
一方、ベビーフェイスというモンスターと対峙した尚子は、更なる苦境に立たされることになる…
パンプキンナイト8巻
人体改造により、尚子と敵とみなす悪魔兵器にされてしまった和也。
圧倒的パワーはベビーフェイス並、戦闘技術は尚子をも凌ぎそうな人並外れた動き。
この病院は非人道的な脳改造や薬物で人間兵器を作る、おぞましい施設だった。
絶望の淵に立たされた心地の尚子は、垣間見せた穏やかな瞳に元の和也が残っていると信じ、膝蹴りにかかと落としにと、やられるがまま無抵抗を貫いた。
ただでさえボロボロの身体が顔面も更にぐちゃぐちゃにされ、片足を踏み折られても尚、無抵抗でいる健気なパンプキンナイト。
元祖を凌ぐほどに強くなったパンプキンキングは愉悦の笑いを抑えられなくなるが、叫びさえしない尚子の苦痛に耐える姿で脳にはない心を掴まれたのか、正気を取り戻した。
自然と涙がこぼれ、洗脳から解放された和也。
普通の高校生だったカップルが今や、血まみれの大量殺人鬼。
それでも二人のハグはファンに感動を与え、沙英を始めとした悪逆非道な研究者には焦りを与える。
すると有紀の部屋にある大量のスマホに次から次へと新着メッセージが届き始めた。
実は尚子ファンのハッカー有紀はダークウェブを介して、このリアルスプラッターアクションを配信していたのだ。
闇社会に触れている人間だけとは言え、世界には多くの尚子ファンがいた。
しかし、和也が反旗を翻しそうな状況になっても、元凶の沙英は余裕で邪悪な笑みを湛えたままだった。
ボコボコにした尚子を抱きしめ、柔らかく甘い香りに浸って、普通なら愛と性欲がこみ上げてきそうなものだが、和也は逆にまた殺意が湧きあがり、彼女の首を絞めにかかった。
これこそ沙英が施した脳改造。
結果的に得る快楽のために人は努力する、恋人同士の抱擁もまた性行為による快楽が期待できる。
そこで脳をいじくられた和也は快感ではなく苦痛を感じるようにされてしまい、尚子への殺意がぶり返したのだ。
感動の再会がまた悲劇に変わりそうな中、沙英は我が子をも利用した非人道的人間兵器が完成しそうな光景にまた薄汚い笑みを漏らす。
そして首を絞められる苦しさの中、尚子は和也の後ろに忌まわしき鳴人を見た。
直後、和也も後ろにいて姿こそ見えないが、普通に話しかけてくる鳴人の声を聞いた。
どうしようもないドクズド外道だった鳴人は二人を地獄に引きずり落とすために現れたのではなく、この絶望的状況から和也が抜け出せる方法を教えに来たのだった。
いじくられた脳内神経に強大なダメージを与えれば、正気に戻れるかも知れない。
そのまま脳がイカれただけの廃人になる可能性もあるが、覚悟を決めれば尚子だけでも助けられる。
絞める力を止められなくとも心は愛に満たされている和也は、迷わず自己犠牲を選んだ。
直後、ベビーフェイスがママを助けんとぶん殴った。