尚子VSスパイダー
しかし尚子はレーザーのスピードを砲身の方向で見切り、躱し、包丁ですらしてまたしても人を越えた身体能力で凌駕する。
一発アウトの戦いでも楽しんでいるかのような舞い踊り。
和也は見惚れ、まさかの戦争状態に部下警官を喚き散らし、有紀はまた世界の闇を拡散すべくパソコンに向かう。
そうして無傷でもレーザーを避け続けた尚子の服はボロボロに焼き切れ、鮮やかな水着姿が露わになった。

そこでスパイダーのバッテリーが切れ、ベビーが遠慮なく粉砕してハイテク戦も勝利した。
尚子の常軌を逸した戦闘力に観戦していた敵方も見惚れる者が現れる中、有紀が奴らのドローン映像ハッキングに成功し、有料放送することで資金ゲットと拡散が同時に行われていく。
加速度的に増えていく尚子ファン、しかしCEOはあえてハッキング映像を流させるのを止めず、次に用意する刺客の思って薄汚く笑った。

死屍累々の血の砂浜で踊り狂う尚子。
パンプキンナイトのポテンシャルを仲間として目に焼き付けたドクターは、世界への絶望を尚子を利用して洗浄する気満々だった。

さっきまで怯えていた部下刑事も尚子の桁違いさに元気になり、サンドイッチを差し入れに出てきた。
尚子がいの一番に食べようとジャックオランタンを脱いだその時、カボチャに穴が開いた。

第二陣のスパイダーが撃ったレーザーはカボチャを貫き、その先にいた部下の目玉から後頭部にかけてトンネルを開通させていた。
傷口が即座に焼き付いて出血さえしない、恐ろしい程の火力での最期。
第二陣スパイダーの数は、蟹の大行進のようにうじゃうじゃだった。
いくら尚子だろうと絶体絶命、だからCEOは彼女の最期をファンに見せつけてやるためにハッキングさせたままにしていたのだ。
しかし和也に逃げろと促されても、尚子は許し難き悪に中指を突き立てた。

自分と同じ被害者たちの復讐を望む声が聞こえる限り、尚子の怒りも憎しみも治まらない。
またカボチャを被ってパンプキンナイトになり切った尚子の背中を真っ先に押したのは、部下を目の前で殺されて怒り心頭の松井だった。
そのおかげでもっとヤル気になった尚子はニヤリと微笑み返し、自殺行為にしか見えない突撃を仕掛けた。

そこで尚子はみんなのヒーローだと思えた和也もようやく鼓舞の声をかけれた時、世界中のファンが悟空に元気を届けるかの如く、応援の熱をヒートアップさせた。
パンプキンナイトの戦闘技術、身体能力はスパイダーの群れも凌駕した。
避け、躱し、包丁でレーザーを反射させて同士討ちさせる凄まじい省エネっぷり。

しかし尚子は疲れが蓄積する人間、このまま才能と身体能力でゴリ押し切れるのか…
感想
パンプキンナイト9巻でした。
平和的なラブコメから始まってすぐ、血生臭いスプラッターアクションになる辺りは期待通り。
表紙の盛り盛り具合とブラッドチビTはちょっと表紙詐欺かも知れません。




































