285話
三姉妹が言づけて置いていったのは、いまいち用件を読み取れない絵。
城か山脈かみたいなものと、森と湖みたいなものが描かれて、後者の方に自分たちはいると教えたいようなまさにラクガキ。

この世界の住人から見れば、アルスレイヤ辺りだろうと目星が付くが、三姉妹を危険から遠ざけるためとはいえ先んじて帰してしまったリーメアリーのちょっとしたミスと言えなくもない。
ともあれサーニャから情報収集する予定だった彼はアルスレイヤへ行くつもりだったので渡りに船、後はラスボスの嫉妬深い神こと神城をぶち倒すだけなのだから。

もちろん国母より格上と見越して情報もないとなれば現時点で勝機はゼロ、だからまず情報収集のために腕喰い魔女にワンチャン協力を願ってみるしかない。
酒ではっちゃけても一晩経てばいつも通りの自尊心と自信が遥か高みにあるリーメアリーはナチュラルに彼を見下しながら、同行することを伝えた。
彼がせめてもう少しあと少し、いや自分より強ければ、なんせこの世界で嫉妬深い神とやり合える唯一の存在なのだから、雑魚レベルなのがどうしても認められないリーメアリー。
ずっと圧を放たれる彼はもう甘んじて受け止めるしかなく、当たり前のようにパーティーの一員認定されているのが嬉しいルーミの笑顔でどれだけ癒されるだろうか。

翌日、城付きガーディアンらは救世を彼らに任せるしかなく、せめてパイコーンを準備しておいた。
そこでリーメアリーは、サクラを国母代理に任命して政治の役割を指示した。
大量殺人独裁者だろうといきなりトップが消えたのだから取りあえずでも頭は必要、今まで通りに仕事をこなせばいいと必要以上にプレッシャーは与えないでいた。
もちろん言われるまでもなく自分こそが名実共に国母の後釜を担うには最適の人材だと自覚しているが、同時に武力でも圧倒的なので嫉妬深い神戦にも必要不可欠。

そんな板挟みを一人語りした。
そこで彼も今後の流れとして、金城を倒すときは国母の首に止めを刺さないといけないので、その段取りを伝えることにした。
なんやかんや城で保管しつつ、狼煙の合図で事を起こすことを共有した。
さてそれでは出発しようかというその時、排泄行為を披露した変態ヒメが自分も連れて行ってくれと駆け寄ってきた。
その初手はまるでクラリスのよう、しかしオナホでもいいからという縋り方がもう、そっちが主目的としか思えないまさに変態な下心透け透けの懇願。

現代エロ知識を持っている二人にしか分からないオナホというワード、美女に挟まれた彼はもう二つ持っていくからいらないと断り、変態を悲しませた。
オナホの意味、それをリーメアリーが知る時は来るだろうか…






























