ジグモと中城
中城を盛り立てながら、青山はここに流れ着いたばかりの頃を思い出していた。
その頃、グループには野沢先生も含まれていた。
彼女は生徒の弱みに付け込むクズ教師だった。
青山が万引きした件をネタに、美術部のヌードデッサンを無理矢理やらせ、この島でも裸に剥いて欲望の限りを尽くそうとしていた。

しかし、辱めを受けていた青山を見て、中城が野沢を崖から突き落として助けたのだ。
それから、青山は彼女を崇拝するほどに信頼するようになった。
青山は相変わらず中城を立てるため、睦美を敵視していた。
いがみ合いながらも、睦美が目指していた安全地帯の近くまで来たとき、またジガバチが現れた。
咄嗟に側溝に身を隠しやり過ごしたが、ジガバチは何かを運んでいるようだった。
やがて目的地が見えてきたが、辺りに虫の気配がないのが気がかりだった。
木の陰に隠れ様子を窺っていると、箕輪が背後からジグモに急襲され、なすすべなく糸に絡め取られて手遅れになる。
その辺りには、石垣に同化したジグモの巣がいくつかあった。
強靭な糸に捕まる前に、静かに後退しようとした時、中城は何かに取り憑かれたように前に進み、あっけなくぐるぐる巻きにされてしまう。

これだけ騒いでいるのに、ジグモは一匹しか現れない。
おそらくさっきのジガバチにやられたのだと思ったとき、千歳と青山に唯一のジグモが襲い掛かってきた。
千歳を守ろうと反射的に身代わりになった睦美。

唯一、虫の脅威に対抗できる彼女も、巨蟲の餌食になってしまうのか!?
感想
巨蟲列島3巻でした。
まさか、睦美までビーチクを出させられるとは思いませんでした。そういうお色気方面の仕事はしないと思ってたのに。
まあ、碓氷がすぐやられたのはいい気味です。
しかし、神野の態度が変わりつつあったのに、フラグぽかった箕輪があっさり退場にもびっくり。甲斐の活躍もびっくり。松岡退場もびっくり。ことごとく予想が外れてます。
https://kuroneko0920.com/archives/13515




































