彼がいつからこの状況を狙っていたのかは分からないが、もう遅かった。
ベッドに身を沈めて身体を密着させた。
いつから彼女と付き合ってるの?と訊いたら、付き合ってないと彼は言った。
ただ一方的に思いをぶつけ、友達の母親はそれを仕方なく受け止めただけだと。
著者名:黒澤R 引用元:金魚妻2巻
それが本当の話かどうかも分からない。
融は仕事ができるし、嘘もうまい。
でも、わざわざこんな話を作ってまで薫と寝ようとするだろうか?そう考えると、嘘とは思えなかった。
でも自分は若くない。
寄せられた想いに溺れて燃え上がったら、失うものが多過ぎる。
薫はそうも考えて、身体が温まるのに反して気持ちを抑え込もうとした。
著者名:黒澤R 引用元:金魚妻2巻
そう思ったことを終わった後にそのまま伝えて、世間からどう見られるかは重要なのよ、世間が幸せかどうかを決めるからねと自論を伝えると、彼は事も無げに「自分は友達の母親に欲情するやつですよ」と言い放った。
著者名:黒澤R 引用元:金魚妻2巻
彼がその後、東京に赴任するまでの数ヶ月間、何度か呼び出された。
でも、自分を見失うことはなかった。
彼女は根負けして、融と一緒に住むようになった。
著者名:黒澤R 引用元:金魚妻2巻
友達であり一人息子は独り立ちしているので、気兼ねすることはなさそうだった。
家族と仲良くお買い物。
世間から見れば幸せそうな家族。
でも、彼と同じ香りを街で嗅ぐと、薫は思わず振り返ってしまうのだった。
感想
芳香妻でした。
コミックで出ている金魚妻の続きで、今までで最年長の人妻ではないかと思われます。
このシリーズが続いて、また単行本でだしてくれたら嬉しいですが、いつになるか出るかも今の時点では分かりませんね。
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