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舞台は伊達家へ

「あの家を出るわ・・・一人で産んで育てる」

そんな重大なことを突然告げたゆず。

しかし、まどかは思いつきのような彼女の決断に懐疑しか抱けなかった。

 

「ひとりで・・・?」

泣く泣く水子の供養をしたあの頃の自分を思い出し、恵まれて育ってきた彼女の勢い任せの決断に、まどかは容赦なく考えの甘さを突きつけた。

「何言ってるの?綺麗事ね。社会の厳しさも何も知らない。お嬢様だものね」と。

ハレ婚
著者名:NON 引用元:ハレ婚14巻

 

俯いて黙っている彼女に向けて、まどかは尚も続ける。

「他人の顔色ばかりうかがって、自分で何も決断して来なかったからそんなことが言えるのよ」

そこでゆずは言い返した。

いや、まどかの言うことを全部認めた上で、自分が感じていたものを打ち明けた。

「本当はずっと怖かった。いつか自分の周りからは誰もいなくなるんじゃないかって・・・」

そう言った直後、お腹に手をやりながら今までの自分を否定した。

 

でも、今はもう怖くない」と。

まどかはそれ以上に毒を吐こうとはせず、「勝手にすれば」と突き放した。

ハレ婚
著者名:NON 引用元:ハレ婚14巻

 

 

「報っ連っ相っ!」

そんな掛け声をかけながら布団をはたいていた小春。

 

あれからもう三日になるが、一度もゆずから連絡が返ってこないことに怒り狂っていた。

 

布団叩きを叩き折ってしまったが、龍は触らぬ神に祟りなしと刺激しないように距離を取り、小春は晴れて一対一の結婚生活が始まったにも関わらず、全く嬉しくなくて、嫁が自分一人しかいないことに寂しさを感じていた。

 

最初から龍はゆずをジョーに返すつもりだった?

そう考えてみるけれど、直接訊く事はできなかった。

 

そんな風に小春が思い悩んでいても、性欲が溜まってきた龍は小春としようと準備万端ギラギラした目で襲いかかるが、力づくでするには手強かった。

「3日もしてないんだよ・・・切羽詰まってるんだよ」

と、食事を与えられていないような顔で言うので、小春が自慰を提案すると、龍は思いのほか嬉しそうな顔をした。

 

嫁からの許可が出るや否や、龍は大音量でAVを流し始めた。

家中に響き渡る喘ぎ声は耳を塞いでも無駄だった。

辛抱できなくなった小春は夫のプチ浮気現場に乗り込み、せめて隠密にしろと怒鳴り散らして嫉妬を露にした。

ハレ婚
著者名:NON 引用元:ハレ婚14巻

 

龍が大人しくヘッドホンをして「もう開けないでね」と素直に従うので、結局嫉妬に負けてしまった小春は、自分の身体を使う許可を出してしまうのだった。

 

「最初か素直にそう言えばいいのに」

「・・・3分で終わらせて」

優劣が逆転した立場に、小春は大人しく小ぶりなお尻をオカズに差し出した。

ハレ婚
著者名:NON 引用元:ハレ婚14巻

 

「まあ、そんなにカリカリしないで。ちゃんと考えてるから、今は待つんだ。いずれ向こうから来る」

そう言いながら、小春の突き出された尻を指でこりこりとほぐしていく龍。

 

小春がゆずの考えているだろうことを話そうとしたその時、車のヘッドライトが見えた。

小春はゆずが帰ってきたと思って、龍をほっぽって急いで玄関に駆け出した。

 

喜び勇んで戸を開けて出迎えてあげたが、目の前に立っていたのは刺青だらけのガラの悪い大男だったので、驚いて腰が抜けてしまう。

ハレ婚
著者名:NON 引用元:ハレ婚14巻

 

さっき見たばかりの司教様ではないことは確かだが、小春は混乱していてうまく考えがまとまらない。

 

ジョーは手を差し出してくれるが、「誰だ?」と小春の疑問を奪い、彼女は心中でそっくりそのまま返す。

「やあ。相変わらずタイミングが悪いよね・・・お帰りジョー」

 

お預けを食らわされた直後なのをおくびにも出さず、龍は堂々とジョーを迎え入れた。

 

 

感想

ハレ婚14巻でした。
面白度☆6 泥沼度☆9

ジョーが伊達家に乗り込んで来てからがまさにゆず編の本番といった感じです。一人で育てるのか、どちらかの男を頼るのか、小春は納得するのか。

なんだかんだと決着しますが、やはりゆずが一番エロいことに尽きます。

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