13話
全てはゴブスレの計算通りだった。
女体の盾、呪文使い、ライダーの全てに対応策を用意し、悉く成功していた。
ゴブリンロードはまさかこんなに準備されているとは思いもよらず、役立たない雑魚ゴブリンの働きぶりに苛立ち、ついに最強の戦闘力を誇るゴブリン界の英雄、チャンピオンを引っ張り出した。
そしてそれを先頭に、巨体を誇る歴戦の田舎者ゴブリンの群れが続く。
そこからは、腕に自信のある冒険者だけが前に進み出た。
チャンピオンには大剣使いと聖騎士見習いのコンビが挑み、他の巨体ゴブリンたちはリザードマンを始めとしたベテラン勢が相手をすることになり、冒険者側の最高戦力とゴブリン側の最高戦力が火花を散らす戦いが始まった。
著者名:黒瀬浩介 引用元:ゴブリンスレイヤー3巻
その間にゴブリンロードは逃走していた。
今までの男は、女を盾にすればあっさり油断して楽に勝つことができた。
泣いて慈悲を請えば、女はあっさり背中を見せた。
この戦いの勝ち目が低いのは分かったが、巣に戻ればまだ戦力はあるし捕らえた女もいる。
そんな風に出直せばいいと考えるだろうことまでゴブスレは予測し、逃走するゴブリンロードの前に立ちはだかり、それは叶わぬ夢だと教えてやった。
著者名:黒瀬浩介 引用元:ゴブリンスレイヤー3巻
14話
チャンピオンは予想に反してかなり強かった。
大剣使いの攻撃を紙一重で躱し、聖騎士見習いの剣では深手を与えることは難しい。
しかし、そこは二人で戦っている利を活かし、聖騎士見習いが相手の攻撃をいなして煽り、わざと大振りのモーションに持ち込ませ、そこを大剣使いがカウンターで真っ二つにしようと素早くスイッチした。
しかし、彼の背後からゴブリンが飛び出してきてそっちを殴り飛ばしたせいでタイミングが遅れ、チャンピオンの一撃が先に届きそうだった。
その時、聖騎士見習いが二人の間にするりと入って再びチャンピオンの一撃の軌道を盾で逸らし、相手の指を切り落として武器を落とさせた。
これで恐れるものはなくなり、大剣使いは渾身の一振りで真っ二つに切り裂いたのだった。
著者名:黒瀬浩介 引用元:ゴブリンスレイヤー3巻
ゴブスレとロードの戦いは拮抗していた。
群れを統率するだけが能ではないようで、重たい斧の一撃でも食らえばひとたまりもなさそうだった。
それでも身軽さを活かして兜を切り飛ばし、盾を持った左手を犠牲にして斧を受け止めた。
著者名:黒瀬浩介 引用元:ゴブリンスレイヤー3巻
そして右手で腹に剣を突き刺した。
15話
しかし、ダメージはゴブスレの方が大きかった。
ロードは鎧のおかげか致命傷には至らず、地に伏したゴブスレに止めの一撃を振り下ろした。
しかし、見えない壁に斧が阻まれた。
その直後、暗い森の中から女神官が現れ、再び聖壁を唱え、既に出現させている一枚との間にロードを挟みこんだ。
前後から圧倒的な力で押されて身動きできなくなり、腹に刺さった剣が深くまで肉を切り裂いていった。
だが、姿を見せた神官はまだ若い女だった。
力の限りの呪詛の言葉を吐き出して威嚇すれば怯むだろうと思ったが、彼女はロードをキッと見据え続けた。
著者名:黒瀬浩介 引用元:ゴブリンスレイヤー3巻
今度は泣き落としにかかろうとしたが、その時ゴブスレが起き上がり、折れた剣の根元側をロードの首に抉りこませ、ゴブリンスレイヤーの異名が伊達ではないことを証明してみせた。
その夜は、エルフの音頭で飲めや歌えの大宴会が始まった。
チャンピオンだろうと雑魚だろうと一律金貨一枚の報酬が支払われ、ゴブスレはロードの分を女神官に受け取らせた。
そして女神官はなぜ依頼じゃなく冒険者たちにお願いをしたのか理由を訊き、その理由を聞いて歯痒くなり、ロード討伐とは別に報酬が欲しいと言って、顔を見せてくれるよう頼んだ。
彼が特に躊躇いなく兜を脱いで素顔を見せると、彼女は想像以上のカッコよさに顔を赤くして見惚れてしまうのだった。
著者名:黒瀬浩介 引用元:ゴブリンスレイヤー3巻
感想
ゴブリンスレイヤー3巻でした。
面白度☆9 露出度☆8
ほっこりする話あり、ドキドキする戦いありで満足しました。
女性冒険者は当たり前のように露出たっぷり。男が臆病なのか女が怖いもの知らずなのか、どうでもいいことを考えてしまいました。
それもこれも、ダイナマイトバディの女戦士がいたせいでして。
「ゴブリンスレイヤー」ネタバレ無料最新16話4巻&17情報。可愛すぎるエルフの体を張ったおもてなし!




































