どうしよう、どれ着ようと今日の服装を試行錯誤していた花は、それで遅刻したのだという。
しかし、しっくりこなかったのは外側に着る服ではなく、大事なところを守ってくれるパンツだった。
ひとたびキヨシのパンツを履いてみたらば、驚くほど今日という日にしっくりくるのが分かったのだ。

そんなことを、酔っ払って若い姉ちゃんに絡む中年親父のようなテンションで説明する花。
つまり、代わりに自分のパンツを持っているキヨシも、今日という日にしっくりくるのは、あのボーダーパンツしかなく、それを今日履いてきているはずだと確信していた。
それで今度は素早いタックルで彼のズボンを引っ掴み、無理矢理パンツを奪い取ろうとしてきた。

彼はあえて冷静に対処し、トイレに行ってから見せると譲歩するが花は聞く耳持たない。
そこでまた千代が宥めようとして肩に手を掛けたその時、花は素晴らしい身のこなしでくるっと前に回転し、彼の腹部に圧し掛かって動きを封じた。
その際、ウロボロスは確かに再び彼の視界に飛び込んできたが、後光が差したその全容を彼が確認できたのかは定かではない。

そしてズボンを剥ぎ取られた彼は、告白のための勝負パンツをさらけ出さされてしまった。
それは花の予想通り、彼に未知の領域を見せ、死に追いやったボーダーパンツだった。

してやったり。
腹部への衝撃か、バレた衝撃か。
溜まりに溜まった尿を噴出させてしまったキヨシ。
それはパンツをものともせず噴水のように真上に舞い上がった。
千代は降りかかるおしっこに怯えて後ずさったのか、真上に飛び散る意味を理解して後ずさったのか・・・

してやったり。
花はいやらしい笑みを零しておしっこを浴び続けていた。
千代は人間の未知の領域を穢れなき心に焼き付けられ、シンプルに恐怖して引いた。

キヨシは振り返った。
走馬灯のように振り返った。
嘘で始まった千代との関係。
花のパンツにしっくりきてしまった自分。
なるべくしてこうなったと思わざるを得ないこの状況。
圧倒的な量の尿は川に流れ込み、やがて大海の一部になった。
やがて時は過ぎ、裏生徒会に新会長が就任した。
新裏生徒会長は前任の姉の意思を継ぎ、この学園から男を追放しようとしていた・・・

感想
監獄学園最終回でした。
現実時間に換算したらほんの数時間か数十分程度の事を何話にも渡って続ける、なかなかのやり手な漫画でしたが、ここまではっちゃけた最後なら、今までの全てを許せそうです。
まさか放尿でバッドエンドとは・・・
賛否両論どっちに傾くのかどうでもいいですが、私はおもしろかったです。



































