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地元に戻り、もう弥生に手を出さないよう強くいって別れ、彼は病院へ向かう。

 

その時、また刑事二人にしつこく絡まれ、九十九に妹の名を出されて煽られ、怒りに我を忘れそうになってしまう。

 

まず主治医に説明を聞き、経過良好だと知って僅かに気が軽くなったが、病室に行くとまた約束を破って片桐が先に来ていた

 

しかし、さすがに多くの目がある病院でどうこうするつもりはなさそうで、純粋に好きな人の妹を見舞いたかっただけのようだった。

虐殺ハッピーエンド
著者名:向浦宏和 引用元:虐殺ハッピーエンド3巻

 

 

彼女を先に病院から抜け出させ、犯行に使った雑木林を落ち合う場所に決めた。

 

 

なぜか彼が先に着いて遅れて彼女がやって来た直後、病院から電話がかかってきた。

 

それは、妹の生命維持装置のプラグが事故か故意か外されていて、大事になりかけたという緊急連絡だった。

犯人はもちろん、片桐しか考えられなかった。

虐殺ハッピーエンド
著者名:向浦宏和 引用元:虐殺ハッピーエンド3巻

 

 

彼は片桐を押し倒して首に手をかけ、なぜまた裏切って大切な人を殺そうとしたのか問い詰めた。

 

すると片桐は裏切ってなんかいなくて、彼を苦しみから解放するためにやっただけだという。

 

 

この地獄のようなループは、詩織がいなくなれば終わるかも知れない

 

詩織のことを思って神に願ったのなら、その対象が死ねばループが終わる。よしんば終わらなかったとしても、詩織の容態を気にして無茶な殺しをしなくて済むようになる。

 

片桐は本気で妹を殺すのが彼の最善になると信じ、促した

虐殺ハッピーエンド
著者名:向浦宏和 引用元:虐殺ハッピーエンド3巻

 

 

彼の心は揺れた。

否定し切れなかった。

人殺しに生かされても、妹は喜ばない。

 

だが、妹を殺してハッピーエンドを迎えるより、何倍も他人を殺してエンドを迎える方を選択した。

 

その一人に惑わしてくる片桐を選び、顔がなくなるまで石を叩きつけて明日への糧にした。

 

 

 

帰ると、弥生が豪勢な夕飯を作って待ってくれていた。

 

しかし、今は幸せの感情は生きていく上で一番の邪魔だった

虐殺ハッピーエンド
著者名:向浦宏和 引用元:虐殺ハッピーエンド3巻

 

 

詩織が狙われたことで、警官が一人警備につけられることになった。

 

九十九たちは監視カメラの映像から病院に片桐が出入りしていたのを知り、真琴と何らかの繋がりがあると感じたが、では片桐が妹を狙ったのだとしたら、その動機が掴めなかった。

 

ただ、真琴が映っていた他の監視カメラの映像を改めて調べていくと、まるで瞬間移動したとしか思えない映り方をしているのが確認でき、さらに、妹の急変が日付が変わる瞬間に集中していると分かった。

 

 

そして以前担当看護師だった鈴原に会いに行った。

 

鈴原は息子が殺された悲しみで荒れていたが、事件に草壁兄妹が関わっているかもしれないと仄めかされ、復讐のために濁った目に生気を宿した

 

 

翌日には職場に復帰し、密かな思いを抱いて何食わぬ顔で働いていた。

 

真琴は片桐以降、些細な理由で選んだ二人目の糧を殺そうとしていたが、鈴原から様子のおかしい電話がかかってきて、病院に急いだ。

 

すると、パトカーや警官が集まって大騒ぎになっていた

 

建物内は緊張感に張り詰めていて、重傷を負った警官と、凶器のメスを持った鈴原が詩織を人質にしておぞましい笑みを湛えていた

虐殺ハッピーエンド
著者名:向浦宏和 引用元:虐殺ハッピーエンド3巻

 

 

彼が息子を殺したのだと決め付けている鈴原は、今にも詩織の顔を突き刺そうとしていた。

 

だから彼は、同級生の片桐を集団強姦していた森下を殺したんだと白状した

 

鈴原は息子の悪事を信じず、片桐を連れてきて証言させろと叫ぶが、彼は片桐殺しさえもあっさりと白状した

虐殺ハッピーエンド
著者名:向浦宏和 引用元:虐殺ハッピーエンド3巻

 

 

時刻は後2分で明日だった。

 

ループを利用してこの騒ぎと自白をなかったことにするつもりだった彼は鈴原を煽り、自分に怒りを向けさせ詩織から離れさせた。

虐殺ハッピーエンド
著者名:向浦宏和 引用元:虐殺ハッピーエンド3巻

 

 

警官隊が鈴原を押さえ込んだ隙に詩織に駆け寄り、声を荒げて周りを遠ざけ、一日巻き戻って何事も起きていない病院に到着した。

 

そしてすぐに鈴原の家を訪ねて殺し、明日への糧にしたのだった。

 

 

 

ただ九十九には、大きなヒントを与えもしていた。

 

忽然と病室から姿を消した詩織が、日付が変わると同時に待合室に突然現れた映像にトリックの痕跡はなく、同僚に引かれながらも九十九にある仮説を立てさせてしまっていた。

 

更に鈴原が殺されて発見され、九十九は確信を得た。

 

 

真琴は獲物の目星をつけていたが九十九の尾行に気づき、動くに動けずにいた。

 

すると、九十九は尾行がバレたと分かるや手錠で自分たちを繋ぎ、鍵を飲み込むという警官としてあり得ない行動に出た。

 

そして彼が関係するあらゆる情報からループしていることを見抜き、触れているものが一緒に時間を遡ることも理解して、日付が変わるまで離さないつもりだと明かした

虐殺ハッピーエンド
著者名:向浦宏和 引用元:虐殺ハッピーエンド3巻

 

 

妄想か真実かを確かめるための、イカれた行動。

 

彼は片桐よりも常軌を逸していることを認めたが、大人しく従うつもりはなかった。

 

忍ばせていたナイフを九十九の手首に突き刺し、公衆の面前で解体ショーを演じて見せたのだった

虐殺ハッピーエンド
著者名:向浦宏和 引用元:虐殺ハッピーエンド3巻

 

 

感想

虐殺ハッピーエンド3巻でした。
面白度☆9 狂気度☆9

片桐は可哀想な子でしたが、元々メンヘラの素質があったのがいけませんでしたね。

バッドエンドしか想像できない救いの無い現在なので、そのうち刑事たちも糧にされそうですが、さすがに科学捜査でとっくに捕まりそうなものだとツッコミたい。