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10巻

令嬢が悪夢に見たのは、麓の村での食糧補給を断られ、ゴブリンに手こずる自分を認めたくない気持ちに苛まれながら雪山の途中で夜営し、襲われた際の顛末だった。

 

けたたましい嬌声、生首を掲げられた仲間たち、闇に引きずり込まれていく自分。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー10巻

 

 

 

目覚めるとゴブリンスレイヤー一行に救われたことを知り、同時に怒りと憎しみがこみ上げ、奪われた全てを取り返さなければならないという強い気持ちに突き動かされていく。

 

その覚悟は艶やかな長い髪を切らせ、それなりに自負がある剣技とライトニングでパーティーに無理やり加えてもらうのだった。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー10巻

 

 

 

女性陣は捕虜のフリをし、男性陣は闇の手の者のフリをし、ゴブリンが巣食う歴史的価値のある雪山の遺跡に潜入していく。

 

 

蠢くゴブリン、案内役の呪術師、慰み者にされている囚われの女たち。

 

令嬢の怒りはレイ〇現場と女神官が乱暴に髪を引っ張られたことで限界を突破した。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー10巻

 

 

怒り狂う令嬢、振り下ろされる拳、ひしゃげていくゴブリン。

 

感情を抑制できない令嬢の乱心で作戦は最善の手順を取れなくなり、お楽しみ中の一匹にも異変に気付かれてしまう。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー10巻

 

 

 

女神官の分け隔てない死者への祈りも受け入れられない令嬢だが、一行は少しずつ荒ぶる心を静めて役割を与え、仲間の一人と扱い居場所を与えていく。

 

しかし敵の総大将を前にし、奪われた剣を我が物のように使われているのを見た令嬢は刻まれた紋様から激痛を感じ、自分のせいで仲間たちが殺された現実に苛まれてしまう。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー10巻

 

 

だが同じくゴブリンに消えることのない憎悪を抱いている彼は、令嬢が最も楽になる言葉をかけて立ち上がらせるのだった…

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11巻

ゴブリン聖騎士との戦いも佳境に入った。

 

雪山を下りながら追撃ゴブリンたちにエルフが射かけるが、狂奔の奇跡により恐怖心を破壊されたゴブリンは全く怯まず向かってくる。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー11巻

 

 

聖騎士を狙えば、奴らは躊躇なく盾になり、まさに死に物狂いで襲いかかってくる。

 

堂々と一対一を受け入れたゴブリンスレイヤー。

 

聖騎士も学習しているようだったが、彼の異名は伊達じゃなく、肉を切らせて骨を断つ一撃で勝負が決した。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー11巻

 

 

そして作戦通り放たれた令嬢の雷撃により、雪崩が起きて残りのゴブリンが埋もれていき、仲間たちは女神官の聖壁に守られたのだが、彼は間に合わずに白煙の中に消えてしまう。

 

しかし埋もれることも見越していた彼は自力で地上に現れ、取り返した剣を令嬢に渡し、彼女の心を朝陽と一緒に温めたのだった。

 

 

 

雪山の戦いが一年の締め括りとなり、牛飼娘も合流して多くの冒険者と飲み明かす時になっても、やはり彼の頭の中はゴブリンばかりで宴の席にはいないのだった。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー11巻

 

 

 

女神官が冒険者二年目を迎え、昇級位の話があっても良くなったと同時に、令嬢一家の寄付もあって新人冒険者向けの訓練場が作られる計画が本格化していた。

 

だから冒険者希望者が例年になく多い様子だったが、今日も今日とて彼らのパーティが請け負う依頼はゴブリン退治で、じめじめした洞窟の中で悦楽の妄想を広げるモンスターは闇のように湧いて出る。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー11巻

 

 

今回の討伐で彼が使った作戦は、オーガにギリギリ勝利した時に使った、転移の巻物での海水スプラッシュ。

 

強大な一体に致命傷を与えられるし、ゴブリンを一気に溺死させるのにも効果覿面だが、間欠泉のように地上に飛び出しながら海水塗れにされた女性陣はたまったものではなかった。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー11巻

 

 

 

この依頼の報告にギルドに寄った深夜、彼はまだ新人も新人の少年魔術師と知り合った。

 

ゴブリン退治に固執し、しかしパーティーを組んでない一匹オオカミで、冒険の経験もないだろうに自信だけは一丁前で早死にする典型的な新人冒険者。

 

だからか放っておけない彼は、受付嬢の心配もあって牧場で一夜を明かさせることにしたのだが、態度がデカい少年魔術師もやはりまだまだウブらしく、牛飼娘の豊満な胸に立つこともままならなくなった。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー11巻

 

 

そして昇級し損ねた女神官は、比較的等級が近い少年魔術師と組んで実績を積むことにさせられてしまう…

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12巻

突っ走しったら止まらない女騎士のせいで、女神官をリーダーに少年魔術師を加えた編成でゴブリン退治をすることになった。

 

 

何の実績もない駆け出しとこれからもっと等級を上げていこうという二人が挑戦しようとしているゴブリンの巣穴に一足早く別のパーティーが潜っていたのだが、たかがゴブリンと侮っていた雑魚モンスターに後れを取って全滅に追い込まれかけていた。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー12巻

 

 

 

ゴブリン退治の依頼を出したのは新人訓練施設の設営を請け負っている人足長だった。

 

今回は女神官一行となった彼女らはまず話を聞きに行くが、口は大人ぶっていてもまだ青臭い少年魔術師は、美しいエルフが素肌をさらけ出している姿に釘付けになってしまう。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー12巻

 

 

先に依頼したパーティーが戻って来ず、編成からまだ生きているとしても女性二人のみが精々。

 

全滅に追い込まれたのなら、まずゴブリン以外にもまた聖騎士かシャーマンか、特異な個体がいるとみて間違いない。

 

巣は歴史的価値も高そうな陵墓で、もう既に慣れてしまった女神官とエルフは侵入前の大切な準備を、しっかり少年魔術師に刷り込んであげた。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー12巻

 

 

しかしいざ潜ってみれば、やはり根拠のない自信とせっかちな性格を抑えられない少年が輪を乱し、最善策を壊し、慰み者にされている女性の悲惨な姿に我を忘れ、どんどん先走ってしまう。

 

待ち構えていたトロルと、一気に湧いて出てくるゴブリン。

 

考え無しに突っ込んであっさり罠にハマった少年魔術師は己の間抜けさを身を以て思い知り、だからせめて仲間だけは巻き込むまいと意地を張り続けた。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー12巻

 

 

結局、女神官は挟まれた状況で落ち着いて采配を振るうことができずに彼に頼るしかなくなった。

 

女神官の訓練という意味では消化不良ではあったが、ゴブリンではなくトロル相手なら、彼はサクサクと的確に指示を出し、以前に知った氷菓子の作り方を踏まえて巨体モンスターを凍り付かせてから仕留めたのだった。

 

 

 

打ち上げではまだまだ未熟だと思い知った女神官が純粋に楽しめないのは当然として、凄惨な光景に食欲が湧かない少年魔術師もそうなのだが、生きているのだからそれで十分だろうとう励ましには苛立つだけだった。

 

少年にはゴブリンに負けて死んだ姉がいたという。

 

実力はありながらも毒剣を食らってあっけなく殺された女魔術師に、彼と女神官はすぐ心当たりのある一人の姿を思い出した。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー12巻

 

 

女神官にとって初めてパーティーを組んだ仲間であり、彼にとって良かれと思って毒の苦しみから解放するために手を下した相手だった。

 

 

 

新人訓練施設は取りあえずの形が出来上がり、プレオープンという段階でまずはゴブスレたち銀等級の冒険者が顔見知りの新人を指導することになった。

 

彼に女騎士や槍使い、それぞれのやり方で知識を伝えたりしごいたりの中、受付嬢も様子を見に来た。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー12巻

 

 

 

冒険者が新人のままに死なないよう、新たに動き出している時、ご令嬢は刻まれた痕を消すため、剣の乙女の元に通い、少しずつ薄めてもらっていた。

 

なかなか消えない痕に力不足を感じる慈愛溢れる剣の乙女だが、その異名通りに令嬢に訊ねたかったことがあり、それは彼をどう思っているかだった。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー12巻

 

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13巻

新人訓練施設にしごかれ始めた少年魔術師は早くも、自分の体力の無さを思い知り、その言い訳を繰り出しながらぶっ倒れた。

 

そのすぐ後を追って同じく駆け出しのレーア剣士が横で呼吸を整え始めると、少年魔術師は揺れ動く意外とたわわな胸に視線が吸い寄せられてしまう。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー13巻

 

 

現状、ゴブリン退治もままならず巨大鼠相手にも苦戦を強いられるレベルの駆け出し冒険者たち。

 

なのに少年魔術師は変わらず、銀等級だろうとゴブリンスレイヤーのことを認めようとしなかった。

 

そんな中、飲食と癒しを届けるのはやはり女神官だった。

 

 

そしてゴブリンスレイヤーと言えば珍しく、槍使いと重戦士に誘われてその夜、飲みに出かけたのだが、いつものギルドの酒場でないのは槍使いのめんどくさい思惑と、遠慮なく男同士で女の会話ができるからでもあった。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー13巻

 

 

酒、欲望、夢、仲間とも友達とも呼べるのか呼べないのか絶妙な関係性の3人は心地良い夜を過ごした。

 

 

 

またぞろ珍しく、ゴブリンスレイヤーとエルフだけでゴブリン退治に潜った洞窟で、自分だけ臭いものを塗りたくらなければならないことに、不平不満と泣き言を漏らさないとやってられないエルフ。

 

もちろんペア行軍だからとて舐められる筋合いはなく、そして子ゴブリンが泣き喚いて命乞いをしてこようと、そのおぞましき邪悪さを見誤ることはなかった。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー13巻

 

 

 

治療ができる女神官とリザードマンは訓練場に残り、傷ついた新人や建設作業員を癒す役目も担っていた。

 

それぞれに持参した昼食に舌鼓を打ちながら、話題もそれぞれが知っている食事の風景に花を咲かせていると、レーア剣士もやって来てふっくら甘いパンケーキを幸せそうに頬張った。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー13巻

 

 

そこで女神官は、今はソロ活動中のレーア剣士を昇級審査のための一時的なパーティーとは言え組んで欲しいと誘ったことで、快く受けてくれた彼女の明るさと行動力で新たな仲間の輪が広がっていく。

 

 

 

彼を待つうちに寝入ってしまい、彼が連れてきたカナリアの声に起こされた牛飼娘。

 

なんだかんだ彼がこの牧場に帰ってくるのは自分がいるからだと、思わず自惚れてしまうこともありながら、多くの思い出がある場所に新しいものが建ち、新しい顔が増えることに少なからず感傷的になっている彼と同じく、思うところありながらも、牛飼娘は世の常人の常は変わりゆくことだと諭すのだった。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー13巻

 

 

そして帰ってきてまたすぐ出て行く彼が必ず帰ってこれるように、自分が待っていることをちゃんと伝えるのだった。

 

 

その矢先、まだまだ建設中の訓練場で事件が起きた。

 

最初の被害者はむさ苦しい職場の建設作業員で、魅力的な女冒険者に男らしく欲望を滾らせた後にゴブリンに襲われてしまうのだった。

ゴブリンスレイヤー
著者名:蝸牛くも 引用元:ゴブリンスレイヤー13巻

 

 

ゴブリンスレイヤーが新人たちにレクチャーしている真っ最中に響いた悲鳴を皮切りに始まった今回のゴブリン退治は、一筋縄ではいかなそうだった…

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