14巻
守りを任せられた重戦士に立ちはだかるは、見上げるように巨体なホブゴブリン。
不安に怯える若者たちを背に全く怯まない重戦士は、自分の体ほどにデカい大剣を振り抜き、見事に一太刀で返り討ちにしたのだった。

逃げ惑う少年少女たち。
ゴブリンに追いかけられ、最後尾にいて捕らえられた者は無残な最期を遂げる中、反撃を諦めて逃げるしかなくなった経験のない者たち。

そこに夜が訪れ、神にも縋りたくなる絶望に包まれたその時、女神官が率いる新人冒険者たちが駆けつけると、少年魔術師は攻撃魔法をぶっ放したい欲求を抑え、この場で適格な一手を選ぶことができた。
少年魔術師が叫びでゴブリンを追い払うことに成功している頃、巣穴でもリザードマンが同じような咆哮を放っていた。

無事に昇級試験をクリアし、ギルドに認定された女神官。
しかしこの一年を振り返ればその実力に見合っているとは思えず、身に余る位だと感じてしまうが、技量、評判、そして運も実力の内だと受付嬢が励ましてくれるので、鋼鉄級をありがたく承った。

女神官がエルフにも励ましてもらっている頃、少年魔術師はゴブリンスレイヤーに別れを告げ、苦楽を共にした新人レーアと共に諸国行脚の旅に出た。
冒険者ギルドに届いたエルフへの手紙、そこには姉が従兄と結婚するとの報告が認めてあり、パーティメンバーに加えて受付嬢と牛飼娘も式に招待してもらえることに。
言葉足らずで最初はエルフ自身が結婚するのかとざわめいたが、いつも冷静なゴブリンスレイヤーが誰かが真っ先にすべき質問をしたことで、誤解が解けたのだった。
ともあれ式に出席するために今あるゴブリン退治を手早く片付けようと依頼を受けたはいいが、相も変わらず胸糞の悪い被害が出ており、多くは助けられたが間に合わなかった者も少なくない。

それでも女神官は助けられた者たちと仲間たちに、新たに授かった浄化の奇跡をかけ、不快感だけでも取り除いてあげた。
そして一行は運河を通ってエルフの故郷に向かうが、そこには船を沈めようとしてくるゴブリンの群れが待ち構えていた…
15巻
エルフの姉の結婚を祝うため、彼女の故郷を目指しているゴブリンスレイヤー一行。
道中の川でゴブリンに襲われながらも滞りなく退け、女神官が汚れた川を浄化するなど、新たな奇跡も披露。
エルフの森の入り口辺りで野営することにし、女性陣は水着で開放的に。

エルフは肌を晒すことも頓着せず、牛飼娘や受付嬢も楽しみにしていた一つ。
まだ幼くウブな女神官はまだまだ子供っぽい体つきを露わにするのが恥ずかしい。

と言っても、彼もまた乙女心をしっかり計り知れる段階ではなく。
焚火を囲み夜は更け、エルフは故郷の空気に心が沁みる。
夜明け前に一行を見つけた一人のエルフ、好戦的に現れた彼こそエルフの姉の結婚相手で従兄の、いかにもエルフらしいしゃちほこばったタイプ。
義妹に声をかけようと女性たちのテントを覗くものだから、自分も驚き彼女らに悲鳴を上げられる始末。

ともあれ案内人が一人増え、いよいよ大樹に生かされる神秘的なエルフの里へ辿り着いた。
大樹が家で幹が道で、ふわふわの巨大キノコがソファ、木の実と虫が主食で自然と一体。
歌に聞こえしオルクボルグと実際の本人とのギャップでさすがのエルフも戸惑い、疑念を抱く中、旅の埃を先に落とさせてもらうことにした女性陣は、これまた神秘的な沐浴の天然温水プールへ。

底はふかふか、景色は最高、文句無しにリラックスできたが、エルフは久しぶりに姉と会っていきなりの小言を繰り出されのテンションダダ下がりで凹みまくるが、彼の一言で喜びあふれる。
そして姉エルフと一緒に顔を出した女エルフこそ、以前、彼らがゴブリンから救出した一人だった。
彼の妹の冒険譚を花嫁の姉が聞いたのも束の間、川を堰き止めるもの、太古の恐竜のようなモケーレムベンベが里に侵入してきたのだった。
本来は里に入り込んでくるはずではないがイレギュラーが起きたのはやはりゴブリンの仕業だが、調子こいているだけの一匹など、始末するのは咥えても器用に射れるエルフが一発で。

自分が乗りこなしていると思い込んだ巨大生物にゴブリンが踏み潰されてスッキリした後、彼が準備していた足を絡めとれる道具が大活躍で、モケーレを必要以上に傷つけずにお帰りいただけた。
そしてこれ以上、エルフの里が脅かされないよう、ゴブリンスレイヤー一行は更に川を遡ってゴブリンを鏖に行くことにした。

16巻
ゴブリンの巣に潜り込む際、無数にある扉のどれを選ぶかにまず神経を使わされる。
しかし足元を見れば一目瞭然、出入りがある地面だけ明らかに踏み鳴らされていて、サクッと見張りを声もなく始末して侵入していく。
扉の奥は狭い一本道、女神官は嫌な記憶が蘇りそうになりながら、女神官とエルフは何かの声を捉え、地獄に通じていそうな螺旋通路を降りていく。

あわや墜落しそうになった螺旋の底は水路があり、女神官の冒険者セットが役に立つ。
そして何体かのゴブリンが嬉々として回していた巨大石臼には成れの果ての冒険者が磨り潰されていた。

その血肉が水路からエルフの里まで流されているようだった。
あまりに凄惨な光景を作った大元、おそらくゴブリンシャーマンは悪鬼らしく廃墟の天辺にいるだろうとエルフが察し、彼にも束の間の休息を遠慮なく取れと頭をグイッと引っ張った。

何の心配もなく姉の結婚式が行えるためにも、エルフらしい仲間への気遣いだ。
また寒気がする螺旋通路を上へ上へ、途中何mか崩れている箇所で足止めを食らうが、エルフならば一飛び、女神官とドワーフはリザードマンの壁伝いで運んでもらい、ゴブリンスレイヤーもギリギリの幅跳びで越えていく。
その先は暗号仕掛けのエレベーターで、まさか墜落の罠でもありやしないかと緊張感の中、いよいよ敵の本陣へと到達する。
小さな箱の中、改めて命を預けられる仲間の何と素敵な事かと実感した後、かつてないほどの数のゴブリンを相手に挑みかかり、女神官は真っ先に圧倒されてしまう。

最優先に倒すべきシャーマンを狙ったエルフの矢は、何度も見せてきた神業レベルの命中率を披露するが、敵もバカではなく呪物を盾に致命傷を避けた。
破壊された呪物から眠雲が発動し、思い出か幻視か、一党は平静を失っていく。
それでも女神官は気合の咆哮で仲間のピンチとシャーマンの汚い流血を捉え、起死回生の奇跡を起こした直後、シャーマンが激痛に絶叫した。

不浄を清めるための奇跡、浄化はシャーマンの血を真水に変えた。
信仰篤い女神官にとって地母神の諫める声は心が折れそうなほど深いものだが、それで仲間がピンチから脱し、彼が簡潔にグッジョブだと褒めてくれたのなら、衝撃で泣いている場合ではなくなった。
そして勢いを取り戻した一党は塔から飛び降りてゴブリン共を呆気に取らせ、ドワーフの術で地上までゆったり降下の旅を。
それより早くゴブリン共が地面に叩きつけられたのは、もうお馴染みな水流総流し作戦を使ったからだった。
そうして銀等級ゴブリンスレイヤー一党がエルフの里に仇成す敵を駆逐している頃、地獄の門では現勇者パーティーが比べ物にならないモンスターを遥かに凌駕する戦いをしていた。
無事に姉エルフの結婚の儀式は滞りなく行われ、エルフもドレスに着飾って門出を祝福した。

それぞれにある故郷、今回はエルフの故郷での冒険。
女神官は地母神からの祝福をエルフの里に与えてもらい、変わらず信仰できることに安堵した。
そして未婚の乙女が楽しみなブーケトスに参加する、牛飼娘と受付嬢。

エルフの里編の次に描かれた、劔の乙女含む六英雄の桁違いの戦い。
その次にゴブスレ一党が引き請けた依頼はもちろんゴブリン退治なのだが、彼らは荒れ狂う海にいた…
17巻
荒れ狂う海に現れたのは大海蛇シーサーペント。
この巨大生物と相まみえる数時間前、またぞろゴブリンが漁場で悪さしているのかと決めつけていた彼だが、実際は呼んでますよアザゼルさんに出てきそうな魚類人のホモ・ピスケシアンが教えてくれたところによると、大海蛇が現れた影響だと判明した。

海上の大立ち回りにおいてもそれぞれの得意分野を合わされば、巨大生物でも仕留め切ることは難しくなかった。
ゴブリンではなかったが無事に海の依頼を終え、銘々は潮臭さを残しながらも珍しいお土産をもらえた。
彼は特に個人的に欲しい物もなかったが、牛飼娘のために煌びやかな貝殻を持ち帰った。

嬉しいあまりに宝物の一つとしてしまいこむ牛飼娘。
しかし翌日、ギルドに呼ばれた彼が声をかけにノック無しでドアを開けるものだから、着替え中の柔肌を見られてしまい、逆に彼女のとってのラッキースケベに。

彼を呼んだのは剣の乙女、都で行われる緊急の会議の道中、ゴブリンが出るという情報を聞きつけて指名で護衛を頼みたかったのだ。
断る理由のないゴブリン案件、剣の乙女の私情も鑑み、また報酬の話もしないままに請け負って仲間たちには事後承諾でいざ。
昼間は滞りなく歩みを進め、ゴブリンが奇襲をかけてきたのは寝静まった頃を見計らった深夜。
狼を駆るのも含めて20体辺り、無防備な所を襲われたらただの旅人では一たまりもないが、手慣れた一行は危なげなく鏖にした。
ただ、襲われて行方不明になったらしい5,6人の一党の全員分の痕跡は見つからず、実はどこかに巣があるかも知れなかった。

奇襲をかけてきたゴブリンらには、部族の印のような刺青らしきものが彫られてあった。
彼は生皮を剥いで気にしつつ、初めて来る都の光景に亡き姉を思い出し、女神官は珍しさにはしゃぎ、剣の乙女は冒険者時代によく飲んだ葡萄由来の味に浸る。

そんな中、とある王家の娘がじゃじゃ馬な企みを思いつく。
常に賑やかな街の中は土地勘のある剣の乙女の案内で進み、一先ず男女に別れて男たちは腹ごしらえへ。
女神官は初めて組んですぐに瓦解し、二度と全員は集まれなくなったパーティーの一人のお墓参りをした後、エルフと共に湯殿へ。
女神官と顔立ちが似た冒険者志望なのか好奇心旺盛な街娘なのか、何か彼女に悪い事が起こりそうな気配がする美少女に女神官は声をかけられた。

それは墓参りで辛い過去を振り返ったばかりだからか、それとも彼女自身から悪意が滲み出ていたのか、女神官は装備を盗まれてしまう。
代金とばかりに宝石が残されていたが、彼に褒められた鎖帷子は金に換えられない女神官の誇りだった。
女神官の装備一色を盗んだのは、兵士に成りすまして市井に紛れ、神官の姿なら信用されると踏んで盗みまで働いた王妹殿下だった。

それが街の外に出てすぐゴブリンに攫われたとあっては、さすがの王陛下もを身内の情けなさに大っぴらに救出隊を派遣できず、剣の乙女経由でゴブリンスレイヤーパーティーが請け負うことに。
そこで懐かしき人、剣の乙女の依頼でかつて助けた令嬢と再会した。
嬉しい再会を果たし、剣の乙女から愛と法力が備わった御守を受け取り、いざゴブリンライダー蠢く迷宮へと…

感想
ゴブリンスレイヤー最新巻までのエログロ〇イプシーン中心のまとめでした。


































