すぐらぎ姉に連絡し、現状を報告すると、高木が戦える状態にない方に賭け、より多くの命を救えるはずの神城を助けに行くと伝えた。

らぎ姉はただ分かったとだけ答え、吉報を期待した。
蓮華が痛みを堪えて再び歩き出して程なく、無線が通じないエリアに入る直前にらぎ姉が話しかけた。
良く聞こえるように後ずさって蓮華が返事をすると、らぎ姉は完全に無意識に死亡フラグと思える日常に戻った後の未来の話をし始めた。
自分の世話ばかりで蓮華が女性としての幸せを諦めているんじゃいかと感じていたらぎ姉は、恋人や結婚のことを考え、自由に生きてもいいんだと促した。
そんな健気な心遣いに微笑ましく耳を澄ませた蓮華は暇を与えようとしてくれる申し出を断った。
ただ、これからも世話役として傍にいながら、女性としての幸せも楽しませてもらうと伝えた。

そしてせっかくのこの機会、今なら聞き入れてくれるだろうと思い一緒にコスプレして欲しいと頼むと、それを楽しみに必ず生きて帰って来てくれると思ったのか、らぎ姉は観念して受け入れたのだった。
二人は必ず再会する約束を交わしてから、通信が途切れた。

完全に真っ赤になった左手から滴る血で自分の進んだ後に赤い道筋を残していく蓮華は緊張感に襲われながらどんどん進んでいくも、覚悟した妨害はやってこない。
しかし、住宅街に入ってしばらくしたその時、壁の向こうから二人分の話し声が聞こえてきた。
最悪の予想通りに最初に角から出てきたのは、楽しそうに笑顔で話す高木。
それに続いて出てきたもう一人の姿を、蓮華は確かに見た。
直後、何者かは今更に姿を黒い靄で覆った。

敵側のボスと思しき高木と談笑していた何者かは、果たして誰なのか…
感想
インフェクション136話137話でした。
再生能力でもあるのか、クローンなのか、とにかく常識じゃ測れない設定がまた増えたようです。
蓮華には幸せになって欲しいですが、死亡フラグが完全に立ったので退場パターンなのか。
https://www.kuroneko0920.com/archives/58704































