その反撃を想定したいたガリアードはうまく躱し、街を破壊された憎しみ、戦鎚を殺させた悔しさを込めて背中の槍を叩き折った。
進撃が背後に気を取られた隙を狙い、鎧は頭をわし掴んで動きを止め、ガリアードがうなじに食いつける時間を作った。
しかし、進撃は地中から氷柱の如き攻撃を繰り出し、二体を一気に串刺しにした。

二体の動きが止まったタイミングで潜んでいた立体機動部隊が飛び出し、顎と鎧を仕留めるべく雷槍を持って急接近。
しかし、部隊が辿り着く前に進撃の頭が撃ち抜かれ、脳漿が飛散した。
進撃の頭が的確に撃ち抜かれ、ぐったりしていく様を目撃したイェレナたちは、口をあんぐり開けて驚くことしかできなかった。
進撃の頭を撃ち抜いたのは、壁の上でちゃっかり狙いを定めていた車力とマガトのタッグだった。

進撃が弱った隙に串刺しから抜け出そうとする顎と鎧をすぐ撃とうとする立体機動部隊だったが、今度は街中に舞い降りたパラシュート部隊が屋根の陰から銃弾を乱射し始める。
更に飛行船から機銃の雨が降り注ぎ、立体機動部隊はいいように撃たれて劣勢に追い込まれていく。
だが進撃は大ダメージを負いながらも再び地中から槍を放出させ、顎の攻撃を阻む。
そうすればまた車力に特大銃で頭を撃ち抜かれ、穴が大きくなっていく。
マガトの滾る想いに共鳴したかのように、ライナーもここまで軍を引きずり込んだ身として、エレンを終わりにすべく相手の槍を逆に突き刺して動きを止め返した。

それも苦しみから解放させてあげようという、ライナーなりの優しさを含んでいた。
しかしそれでも、エレンは力を振り絞って攻防一体の槍を出現させまくる。
それさえもライナーは乗り越えて進撃を組み伏せ、うなじに向かって大口を開けて近づいていく。
するとエレンは大きく開けられた口に手を突っ込んで上顎を掴み、頭部を引き裂こうとして抵抗を止めない。

果たして譲れぬ思いのぶつかり合いは、鎧が吹き飛んだことで一旦流れた。
エレンもライナーも驚いた不意の攻撃を繰り出したのは、点を線で繋ぐために、この場に必要な最後のピース。
イェレナが畏敬の眼差しを向ければ、マーレ軍の面々は憎しみを瞳に燃やす相手。
壁の一部を鎧に投げつけたのは、リヴァイを死に追い込んだジークだった。

































