2話
経験人数ゼロ。
処女。
はっきり白状した優菜は、男好きのする裸体をさらけ出して戦線に復帰した。

スタッフルームでモニタリングしていた裏タマロワの関係者らしい少年は優菜に興味を持ち、一体どんな経歴を持っているのか訊ねた。
優菜はなんと名門大学出のエリート官僚だったが、今は借金3億の引きニートに落ちぶれているという、落差の激し過ぎる過去があった。
エリート街道を進み、同じエリートと結婚すれば人生安泰だったはずなのに、今は誰にも貫通されていない身体をさらけ出している。

退職後から引きニートになったらしいが、裏機関でも辞めた理由の詳細は分からず、男絡みらしいと言うことだけ掴んでいた。
まさか少年に興味を持たれているなどと知る由もない優菜は、人生山あり谷ありで培った度胸で、他の女を出し抜いてやると誓った。
復帰を受け入れた五十嵐は、まだ聞いていない好きな体位をイメージでもいいからと訊ね、優菜は顔を真っ赤にしながら「騎乗位とか?」と搾り出した。
その処女ビッチな雰囲気にそそられた五十嵐は、強引に腕を引いて股を開かせながら膝に乗せた。
騎乗位は女が腰を振るもの。
結婚すれば毎晩だってヤルんだと迫り、嫌がり恥ずかしがる彼女の覚悟を確かめようとする。
覚悟を求められればもう指示に従うしかない優菜は、初めて男の上で腰を振ろうとした。

しかしその時、保育士の詩織と大学生の瑠華が五十嵐にしな垂れかかり、優菜に先を越させまいと柔肌をすり寄せた。
すると文学女子の夕月も騎乗位の奪い合いに加わり、優菜は勢いに負けて押し出された。

すると今度は、女社長の菜月が下らないことで女を計るなと怒鳴った。
下らない女呼ばわりされた瑠華の煽りにも乗らず、経済的にリッチな菜月は、自分が愛するに足る男なのか見極めに来たのだという。
35億も資産があるなら、仕事命の自分釣と釣り合うかも知れない。
自分は上級国民だとでも思っていそうな上から目線だったが、性的な要求だけをするなら帰らせてもらうと言い切り、背中を向けた。
すると五十嵐は優菜の時と違い、言いなりにならない聡明な女が一人いてもいいと返し、菜月を引き止めた。
一先ず騎乗位争奪戦が有耶無耶になったところで、五十嵐は自分が求めるものを色気、強い意志と聡明さ、そして何より愛してくれることだという。

意外な条件に瑠華は小バカにした笑いを零すが、財産狙いなのを重々承知している五十嵐は、逆にこの中から一人を選ばなければならない立場として、愛は重要だと言い切った。
なぜなら、離婚は認められないことも参加条件だったからだ。
女性側が聞かされていなかった条件に、優菜はもちろん、彼女たちの顔色が瞬時に凍り付いた。

結婚して早々に離婚し、財産分与を狙うというあくどい方法はこれで断たれた。
退屈な人生はごめんだと語る五十嵐は、自らド変態クズ野郎だと改めて自己紹介し、身体に刻まれた蛇の刺青を披露した。



































