悪びれもせず居酒屋で隙をついて睡眠薬を仕込んだと暴露する美琴は、優大が監禁される意味が分かっていないのに驚き、ギュッと肉棒を強く掴んでめんどくさいからだと言い出した。
まず仕事について。
入社は美琴が先で立場的には先輩でも、経験がある優大の方が仕事ができて教えれる先輩のような振舞いが気に入らない。
優大にしてみればそんなのはどうしようもないし、子供じみた我がままにしか思えなかった。
ただそれ以上に、美琴は優大からのパワハラ・セクハラに腹を据えかねているようだった。

スマホを勝手に触る、教えながら机を指で叩いてプレッシャーをかける、話しかけてくると胸元を覗く、褒める時の大きな声、肩に触れたり髪の匂いを嗅いだり…
それらを不快感たっぷりに訴えられた優大は、セクハラ系に関しては全く他意の無い誤解だと思い、スマホに関しては落ちたのを拾ったことがあるのを思い出した。
好意を抱かれているわけじゃないと感じたが、しかし美琴は自分が好かれているから、彼が子供じみたアプローチをしているんだと勘違いしていた。

優大は言葉を選びながら、特別な好意を抱いてはいないことをそれとなく混ぜ、気を悪くさせないように可愛いとは評価した。
しかし、完全否定しなかったせいで美琴は好かれていると思い込み、満更でもなく頬を染めた。
そして服を脱いで下着とパンストだけになり、勘違いからの仕返しを開始しようとした。
仕返しされる心当たりのない優大はどうにか穏便に済ませようと説得するが、美琴は拘束を解くつもりはないらしく、スマホを触ったことを謝られても心がこもっていない謝罪はいらないとにべもない。
身をもって気持ちを理解して欲しいと言い出した美琴は優大の横に移動すると、深呼吸で自分を落ち着かせてから彼の髪をくしゃくしゃ撫で、顔を近づけて臭いを嗅ぎ始めた。
優大は意識せずに彼女にしてしまったことをやり返されたんだろうとは思えたが、やはり覚えが全くなかった。

手をギュッと握っても分かってもらえないことに苛立った美琴は最後のチャンスだと前置きしてから前に回ると、おもむろに拘束台の上に乗った。
そして優大を見下ろすや、素股になりそうなほどギュッと抱きついてきた。
直に触れた胸から伝わる、相当に高鳴っている鼓動。
セクハラにどれだけ傷ついていたか分かるかと問われた優大は、そんな相手にこれだけドキドキして抱きついてくるので、被害者ぶっていても悪意を持たれているとは思えなかった。

だから、こんな歪んだ形でも好意を示しているんだろうと指摘した。
さっきからずっと顔を赤くしていた美琴は図星を指されたせいか、更に赤くなって大いに慌て、否定も肯定もせずにカーテンの向こうに行ってしまった。
やっていることはおかしいが、態度だけ見れば好意を抱かれているとしか思えない。
それが事実かどうか確かめようもないまま、美琴は黒光りしたボンテージ衣装とペニバンを装着して戻ってきた。
































