PR掲載中最新コミック

11話後編

アツシが駆けつけた時には、エミは車内で寝ているだけだった。

 

ホッと一息ついた彼は、残されたカメラ、エミ、そして山之内がいないのなら、思惑通りにサクラが動いたのだろうと思った。

 

その通り、彼が車を見つけてすぐに彼を探していたサクラが戻ってきた。

 

キョウコを使ってメッセージを残していたおかげで、それを読んだサクラはきっちり山之内に制裁を加えたのだった。

 

 

彼はまず山之内がどうなったか訊ねた。

 

するとサクラは、事も無げに死んだと答えた。

ドクザクラ
著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ11話

 

 

最悪の事態に彼は驚愕するしかなく、サクラに促されて取りあえず遺体を見に行くしかなかった。

 

 

 

朽ちかけた廃病院の奥の手術室。

 

手術台に寝かされピクリともしていない山之内の呼吸を確かめた彼は改めて驚き、サクラに声をかけた。

 

これは気絶しているだけだと。

ドクザクラ
著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ11話

 

 

山之内はサクラの狂気の表情と危険な注射器が顔面に迫り、あまりの恐怖に気を失っただけだった。

 

しかもちゃんと考えていたのかどうか疑わしいが、サクラが刺したのは消毒済みの注射器だった。

 

 

ともかく一線を越えてくれなくて助かった彼は山之内を起こし、パニックになりそうなのを落ち着かせた。

 

サクラと一緒にいる彼を見て山之内はまた恐ろしい目に遭わされると思い、小動物のようにビクビク震え始めるので、彼はその恐怖を利用し、まるで自分が一連の事件の黒幕であるかのように振舞い、このままでは消えてもらうしかないと突きつけ、どんどん恐怖を煽っていく。

ドクザクラ
著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ11話

 

 

もちろん殺すつもりなどない彼は十分脅してから、もし生きていたいなら自分への疑いがなくなるよう、捜査情報を流したり攪乱したりしてスパイになれと迫った。

 

そして眼球にメスを突きつけ、今すぐの返答を迫った。

 

 

山之内は命を第一に、震える声でやると答えた。

 

もちろんこんな口約束でゲス警官が全て従うなどと思っていない彼は、念のために売ろうとすればすぐ分かるし、その時はここでの続きが待っているとしっかり脅した。

 

彼は平穏で安定した今の生活を守る為に、こうしてはっきりと罪を犯してしまうのだった。

ドクザクラ
著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ11話

 

 

 

また気を失った山之内は普通の病院の診察台で目を覚ました。

 

また意識を乗っ取られてここにいる記憶がない山之内は訳が分からないまま、刺さった注射器は心配する必要はないと励まされ、さっさと治療を終えられた。

ドクザクラ
著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ11話

 

 

廃病院での体験は現実に間違いないが、知らぬ間に場所を移動している意味がさっぱり分からず、待合室で戸惑っていると、防犯カメラの映像を借りて回っているという捜査本部の刑事に声をかけられた

 

山之内は訳がわからないまでも、とにかく重要参考人に監禁・暴行されたのだとすぐに暴露しようとした。

 

しかしその刑事はサクラが支配しており、山之内を試しただけだった。

ドクザクラ
著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ11話

 

 

知っているはずのない男からも脅された山之内は絶叫し、場所も場所なせいで、錯乱したと思われ病院スタッフに取り押さえられた。

 

近くで監視していた彼は、予想通りの行動に出たことにほくそ笑んだ。

ドクザクラを読むならこちら