39話
雲母は家で3人の帰りを待ちつつ、実家や学校に連絡して行方を捜していた。
一方彼は、曙の姉の暁に襲われていた。
暁はもう曙に見られていても構わず襲いかかり、以前よりも強くなったパワーで一気に畳み掛けようとする。
彼は曙が巻き添えにならないよう庇ったつもりが、転げ回って器用にパンツを鼻先に引っ掛けて持ち上げ、また恥ずかしい目に遭わせてしまう。

暁も完全にブチ切れ、妹が彼の味方をしようとも聞く耳持たず、曙をエサに3人を取り戻すつもりなのだろうと思い込み、漆黒の翼を生やした。
その時、彼は暁の耳にエグゼロス装置が増えているのに気づき、臨戦態勢になった。

二人が激しい戦いを始め、置いてけぼりにされた曙はどうにか止める術はないかと考え、あることを思いついた。
一方、とある病院の一室で目覚めた舞姫。
パジャマパーティー、エチバナ、そして襲撃…
何があったか思い出した舞姫は隣で寝ていた百花と宙を起こすも、まだ記憶が整理されてない宙は女同士でヤっちゃった可能性をまず考えた。

とにかくタオルを巻いて部屋を出て、おそらく病院にいるのだろうと分かったが、装置を奪われたままではそこらの女の子と変わらないのでどうにもならない。
取り返すのが先決と決まったその時、光が漏れ出ている部屋を見つけて入ってみた。
そして、誰もいない部屋にあったパソコンから、とんでもないことを知った。
これは一大事だと思ったその時、サソリ看護婦が入って来た。
予想よりも早く3人が早く目覚めたことに溜息を吐いたサソリ看護婦は、3人にもうキセイ蟲だと見抜かれているなら、それはそれで好都合だと呟き、浅黒い素肌の本当の姿を現した。
直後、百花は一人でもいいから逃げて情報を持ち帰ろうと伝えた。

曙に止められているサソリ看護婦も3人を始末する気はないようだが、傷つけずに無力化する能力を備えていた。
尻尾の先っぽから何かが噴霧され、部屋中に満たされていく。
サソリ看護婦の能力は生物のフェロモンを自在に作り出せるもので、今部屋に満たされたのはメス同士で発情するとんでもないものだった。
そしてあっと言う間に発情させられてしまった舞姫と宙は、百花を挟んでスベスベの頬にくちづけた。







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