7話
住宅街にも発情した女たちが流出し、また一人の男が騎乗位で襲われて干からびていた。
それを覗きながら泣いてちょっと前までの彼女の写真を見ているのは発情ビッチに変わり果てた女の彼氏で、隣に居合わせた男はここぞとばかりに、美人でエロいのは間違いないので今のうちに抜こうと必死だった。

そうして一点に集中していたせいで、背後の気配に全く気付けなかった。
一方、怪しげな男、瓜生拓真と名乗る男の家に匿われた洋壱たちは、発情姫が起こしているこの騒動について説明を受けていた。
瓶に入っているアメーバのような気持ち悪い細胞。
タンパク質を栄養源にしているそれは女の卵巣に寄生することから、男を襲わせ膣にチン〇を咥え込ませて栄養を摂って干からびさせ、男にも寄生して脳をコントロールするという。
ただ太陽の熱を嫌い、ある液体で殺せると言ってそれを注入すると、瓶の中の寄生虫はあっと言う間に死滅した。
その液体の元は、洋壱の精液だった。
実は洋壱が気絶している間、卯月が射精させて採取していたらしく、だから彼が起きた時、顔を真っ赤にして恥ずかしがっていたのだった。

そしてその効能は、すっかり元の姿に戻ってスヤスヤ寝ている稲森を見れば明らかだった。
ではなぜ、洋壱の精液にそんな効果があるのか。
それは洋壱があの犬に噛まれたからであり、あの犬の先祖はかつて、発情姫の始祖、永久子がかつて暴れた時にも大活躍したワクチン犬だったのだ。

いきなり唯一の希望だと言われた洋壱は、とてつもないプレッシャーを受けた。
そしてどうも引きこもりらしい瓜生の代わりに、3人のメンバーが選抜されて精液を精製するための薬品を薬局に取りに行くことになった。
洋壱は殺されるわけにはいかず、おまけにそこそこの怪我を負っているとなると、卯月が最初に名乗りを上げ、櫻井を遮って剣道ボーイの明石が自分の実力を考えて立候補した。
もう一人、口だけヤンキーの芥火が瓜生に煽られてチョロく名乗りを上げ、サクサクと3人の面子が決定した。

しかし実際に向かったのは、卯月の代わりに洋壱だった。
自分の立場をちゃんと理解した上で洋壱は、卯月がいつ発情姫になってもおかしくなかったここまでの逃避行を思い出し、大きな声を出してでも自分が代わって行くことにしたのだった。
その頃、コンドームを切らした委員長も新しいのを調達しに薬局に向かっていた。




































