139話
教団信者の相良母娘は飯を食っていた。
母親は2日前に引っ越してきた空木一家がまだ集会に顔を出していないことに疑問と不満を漏らし、娘のハルに明日連れてくるよう言いつけた。
その時、電話がかかってきてハルが出た。

食事後、外に出たハルがキョロキョロと目当ての人物を探していると、電話の主を見つけてパッと顔を輝かせた。
倉木と呼ばれたその人は、マスクで顔を隠した道隆だった。
さっそくリノベーション中で教団の目が届かない部屋に案内してもらった道隆は、再会できたハルへのお礼もそこそこにまた協力を求めた。
すると頬を染めたハルは道隆に抱きつき、突然いなくなって心配していたんだと思いをぶちまけた。
明らかに特別な乙女心を道隆に抱いているっぽいハルは、彼が教団に潜入していた時に知り合い、教団に馴染めない心を利用されたウブな女の子だった。

ただ、ハルも内田の居場所を見つけることはできていなかった。
九龍城には幹部クラスしか立ち入れない専用カードキーを必要とする区画があり、一般信者のハルでは入れない。
九龍城は東西南北にエリア分けされ、更にその中でAからDのブロックに分けられており、エリア長やブロック長でなければカードキーを持たされない。
つまり内田が捕らえられているのは、まだ調べていないその幹部区画のどこかのはずだった。
やるべきことが分かったところでレイカは、幼気な少女のハルを巻き込んだことを咎めるが、道隆はここまで血生臭くなるとは思っていなかったと弁明。
そこでハルは教団が人殺しも厭わないド変態集団だと聞かされ、そう言えばクラスメイト複数人が火事で死んだり先生が行方不明になったりしているという。
ともかく情報を手に入れた道隆はここでレイカとおさらばしようとした。
しかしレイカは乗りかかった船から降りるつもりはなく、カチュアも心配だからと最後まで付き合うと言い出した。

一方、何食わぬ顔で鮮魚店の仕事をこなしていた霧子は、これ見よがしに尻肉がはみ出るホットデニムで元気よく接客し、尻を店長にアピールして色仕掛けの準備を整えていた。
鮮魚店店長は、カードキーを持っているブロック長だった。

そして友坂に案内させていた千歌たちは、大人しく彼女の背中を追っていた。
しかし友坂は裏切りはバレているはずだと思い、何も仕掛けてこないことが逆に怖く、ひりひりした空気に緊張感を募らせていたが、よくよく見れば千歌たちもかなり傷ついているので、これならいざ戦いになってもこちらが有利だろうと感じた。
その気持ちを見透かしたのか、千歌は真希がどこにいるのか既に知っているのを分からせるため、北エリア9階はこっちで合っているのかと訊ねた。
そして振り向いた友坂がごまかそうとするので、全て分かっていることを教えてやった。

それで覚悟を決めた友坂はやっと敵の顔を見せると、余裕綽々な態度を改めさせるため、指パッチンの合図を送った。
直後、並ぶ部屋から信者がわらわらと出てきて千歌たちを取り囲んだ。
3対複数人で、穴に突っ込みまくる乱交リンチ。
カレンは期待に心躍らせるが、丸腰で来るわけがないので小夜子はマシンガンを取り出して見せた。

そしてなく角棒装備の信者に向けてぶっ放し、開戦の合図とした。
感想
サタノファニ137話138話139話でした。
まだまだサンクチュアリ編の尾が後を引いてますね。
道隆も加われば、また誰かしらの悲劇が起きそうですが、洋子が退場しそうな気配がぷんぷんです。
https://www.kuroneko0920.com/archives/71545

































