127話
キスでイカされ縛られた衛兵が見つかり、街の中に一気に巡回が増えてしまった。
仁科を残し、別の部屋でしこたまヤってから出発した二人は衛兵の多さに侵入がバレたことを悟り、家の陰に隠れながら岩の屋敷に急いだ。
やがて要塞の街の中の森林地帯まで無事に辿り着いたはいいが、交尾後の余韻も大事にしたいタイプのルーミは、出してスッキリすれば終わりの彼と違い、まだ頭がフワフワしていた。
こんな緊張感を持つべき時にずっと交尾一色でいられたら堪らない彼は、そんなデメリットがあるなら当分交尾禁止だと危機感を煽った。
するとルーミは瞬時の土下座し、それだけはご勘弁と平身低頭、また彼を困らせた。

直後、あっさりと岩の屋敷を発見できた。
何千年も生きる魔女の住処らしく、相当に年季の入っていそうな森の中のポツンと一軒家。
さて、見つけたはいいが近づけば首から上が消えてなくなるかも知れないので、彼はエルフの店に買い物に行くという情報を信じ、長期戦を覚悟した待ち伏せを提案。
ルーミはめんどくさい作戦に不平不満を漏らすが、何人も犠牲になったカイやガリアとの死闘を思い出せ、ガリアをサンドリオに招いたバカ行為を思い出せと言われれば反論する余地は無し。

こうして何日でも張り込む覚悟を決めた直後、いつの間にか背後にいた屋敷の住人に声をかけられた。
振り返った二人は皺くちゃのババアの首に痣があるのに気づき、同時に魔女だと理解した。
同じく魔女も彼がカイとガリアを殺した男だと見抜くと、自分をぶち殺しに来たと思い込んで急に恐ろしい形相になった。

彼はすぐさま記憶を取り戻して欲しい人間がいるから、そのお願いに来ただけだと説明。
決して殺しに来た訳じゃなく、他の魔女二人も人間食いを止めるために仕方なく殺しただけであって進んで殺ったわけじゃないと経緯も説明。
おまけに、それだけ皺くちゃなら人間を食べてないだろうし戦う理由がないと言い切り、ババアを納得させることに成功した。

首を飛ばさず二人を招きお茶まで振舞う魔女は、もう人を食ってまで生き永らえるつもりはないらしく、緩やかに近づく死を待っていて、ババアなんてレアすぎて目立つからひっそり暮らしているせいで人恋しいのだという。
前置きはそこまで、彼は嫉妬深い神の記憶を取り戻して欲しいと切り出した。
魔女は嫉妬深い神が起きたなんて俄かには信じられないようだが、それよりも報酬が生きた人の脳みそであることを念押しした。
知らなかったルーミは驚くが、魔女は差し出される脳みそなら遠慮なくいただかせてもらうらしく、気持ち悪い笑顔で気持ち悪い食事風景を描き出した。

彼はドン引きするが、ちゃんと用意する手立てがあるようだった。
感想
パラレルパラダイス125話126話127話でした。
ドラえもんのひみつ道具みたいなクリームはさておき、ピアノは段違いの実力を持っていそうですし、他二人のガーディアンも癖が強そうで楽しみです。
https://www.kuroneko0920.com/archives/71876



































