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ライムライト・レモネードジャム

202話

呼びかけられた神城はすぐに反応を示した。

 

 

意識があることにきららがホッとしたのも束の間、彼は手足の先っぽを失っており、断面は毒で腐食したように歪で変色していた。

 

ともかく水も飲んでくれるがここにいる意味も何があったのかも、はっきり目を覚まさないうちは分からない。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

その時きららは、神城がここにいるなら晴輝はどうしているのか凄く不安になった。

 

直後、禍々しい気配に気づいて寒気がした。

 

振り返った先にいるのは、山のように大きな黒いアメーバみたいなもの

 

きららは神城を必死に引きずって動かし、建物の陰に隠れた。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

その辺りではっきり目が覚めた神城は、黒い中からエリックの上半身が飛び出しているのを見た。

 

 

きららはすぐに逃げたいが、神城はそこらの死体を持って来てくれれば放置しておいて構わないし、重くて運べないだろうと指摘するその感じが、どこか晴輝を思わせた。

 

確かにその通りだが放置するなんて考えられないきららは、人を呼んでくると答え、助けさせようとしない物言いにムカつきながら山中を急いだ。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

 

空き缶トラップをすり抜け、待っていた麗に用心棒の居場所を訊ね、神城の元に戻った時には彼は彼は死体を食ったのか少し回復した様子だったが、きららが連れてきた人手に目を疑った。

 

労働力はヤクザとつるんでいたヤバいヤク中の神父だったのだ。

 

もちろん神城の気持ちなど関係なくひょいっと担ぎ上げる神父は、磯波姉妹に大きな恩義を感じていた。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

神父はモンスターの脅威から逃げて一日以上さ迷い、そして山中で姉妹のキャンプに行き着いたのだという。

 

神父が弱っていようがその全てを信用などできないきららはだから、両手を縛って木に繋ぎ自由を奪っているというが、神父は自らそんな程度の拘束で良しとしているのはあまりに甘すぎると警告した。

 

そんな甘い対応なのに、更に一人で動けもしない神城を助けさせたことにより、人質を4人にしたのは神を信じない愚かさ故だとこき下ろし、宗教勧誘に移り出す。

 

そんな圧をかけられてもきららは特に気にせず、人生なんてゼロか百にできるものじゃないし、そもそも神城を運べているのも手を縛るだけで済ましているからだと言い返し、安眠も得られたし晴輝を独り占めしなかった意味も大きかったという。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

神父がその反論に納得してまた何か言おうとしたその時、きららは足を止め、空き缶トラップが落ちているのを見つけ、侵入者の存在を指摘した。

 

小屋の方向には一人分の通った痕跡があるが、それが一人なのか複数が一列になったのかはまだ分からない。

 

3人が慎重に進んで小屋の様子を窺うと、一体どこにいたのか外国の軍人が麗を挟んで二人いるようだが、小屋の中にもいるかいないか見えない。

 

 

神父は自分が小屋の後ろに回って仕留めるから、神城を正面から突っ込ませて囮にすればいいと提案した。

 

現時点で一番役立たずでお荷物の神城を捨て駒扱いする非情な作戦は理に適っているようだが、きららは改めて信用できないから、自分が囮をやると言い返した。

 

 

神城を庇う意味合いよりも、女子の自分が囮になる方が気を引けると信じたきららは、ここでTバック姿に戻って堂々と姿を見せた。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

 

譲れない矜持。

自分ができることの証明、逸らせない道。

 

きららの下半身は、やはりめちゃくちゃエロかった。

インフェクション
著者名:及川徹 引用元:マガジンポケット

 

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