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第14話 暗闇

祭り会場に戻って最初に目に飛び込んだのは、空中で止められた大量の銃弾と矢だった。

人類が誇る最強の呪力使い鏑木肆星と至高の呪力使い日野光風は、不測の事態にも瞬時に対応していたのだ。

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著者名:及川徹 引用元:新世界より4巻

 

 

家族を恋人を友人を殺された人々は怒りの咆哮をあげた。

光風は彼らの願いを叶えるように、惨たらしくバケネズミを肉塊に変えていく。

 

早希と覚は怪我人の救助活動を手助けすることに。

しかし、覚は不安が頭から離れてくれなかった。

大雀蜂を駆逐したスクイーラが駆除を恐れて闇雲に反旗を翻したのだとは思えなかった。

その時、かつて塩屋虻コロニーに匿われた時、毒ガス攻撃をされた時のことを思い出し、すぐに肆星たちに伝えた。

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著者名:及川徹 引用元:新世界より4巻

 

 

覚の機転で光風が大気を操り毒ガスを彼方に吹き飛ばした。

再び救助活動に戻ると、一人の男性が震える体で肆星たちの方を指差して、何かを伝えようとしていた。今度は早希が嫌な予感を感じ、男性の声に耳を傾けていく。

 

しかし一歩遅く、祭りの仮装をしたバケネズミの凶弾で蜂の巣にされ光風は命を奪われてしまう。間髪入れず、自爆攻撃を肆星に仕掛ける数匹のバケネズミ。

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著者名:及川徹 引用元:新世界より4巻

 

 

 

スクイーラはこの二人を殺すことを最優先して作戦を組んでいた。

人類のツートップがあっさり倒され、パニックに陥る人々。だが、爆煙の中から無傷の肆星が現れ残りのバケネズミを一瞬で葬った。

彼の一声で人々は冷静さを取り戻し、5人組でのバケネズミ殲滅作戦が開始された。

 

早希と覚は冶金工房のグループに入り、病院を見回ることになった。肆星の冷静な指示で落ち着きを取り戻しつつある人々。それでも覚は、スクイーラがまだ何か切り札を隠しているような気がしてならなかった。

 

 

第15話 足音

水田に囲まれた病院に辿り着いた5人。病院も既に襲撃されているようで、玄関は大穴が開いたように破壊されていた。

 

冶金工房の倉持が一人で建物の中を偵察しに行くが、建物内より夏の水田で虫の声一つしないことの異常さを無視できなかった。

倉持が狙われないよう、彼が建物内に入りきったタイミングで炎で焼き尽くした。

 

嫌な予感は的中し、水田からバケネズミの断末魔の悲鳴が響き渡ってきた。

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著者名:及川徹 引用元:新世界より4巻

 

 

今度はこれだけの騒ぎにも関わらず、倉持が出て来る気配がない。

仕方なく覚が一人で様子を見に行こうとすると、早希が引きとめた。プロポーズしたばかりのくせに、一人で危険なところに行くんじゃないわよと言い、冶金工房の岡野を含めた3人で中に入ることに。

 

 

中は入り口付近以外は破壊された様子はなかった。

だが、2階に何かがいる気配がし、即席の人型ハリボテを囮にすると、何本もの矢が飛んできた。奇襲を回避し返り討ちに成功したものの、倉持が頭を撃ち抜かれて死んでいるのを見つけてしまう。

声を上げる間もなく即死させられたようだった。

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著者名:及川徹 引用元:新世界より4巻

 

 

外から光が見えた部屋に入ると、中は繭のようなシーツの塊が3つぶら下げてあった。

隙間から髪の毛がはみ出ていて、急いで剥がしていくと、中から生きたままの状態で3人の人間が出てきた。

 

なぜ、この3人は生きているのか?

バケネズミに捕虜にされる可能性は考えられない。不意をつかれて殺されない限り、呪力でいくらでも反撃できるのだから。

 

そんな疑問の答えを出す間もなく、3人は我を失ったように取り乱し始める。

何かに怯えるように奇声を上げ、一人は外に駆け出して行ってしまった。

とにかく船に戻ってここから離れるしかない。すると、先に外に出て行った一人は船に残った藤田の呼びかけを無視して、辺りを走り回っているだけだった。

大声で呼び戻そうとする早希を止める医師。気付かれる前に逃げろと声を震わせる。

 

直後、走り回っていた男が炎に包まれた

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著者名:及川徹 引用元:新世界より4巻

 

 

助けようとした藤野も無残に殺されてしまう。

傍には一体の人影が見えた。

 

すぐに身を隠し、一先ず難を逃れる早希たち。

 

先にアレを何とかすべきだという覚に対し、医師は絶望的な事実を突きつけた。悪鬼に対して、何ができるのだと。

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著者名:及川徹 引用元:新世界より4巻

 

 

 

医師は一人で森の中に姿を消した。

悪鬼は正面から出て建物を回ってきた。覚は壊れた扉を早希に修復させてやり過ごそうと言い出す。普段から富子にテロメアの修復の稽古をつけてもらっている早希は、その作戦を受け入れる。

 

ギリギリで扉は元通りになり、悪鬼は素通りして行きそうだった。だが願いも虚しく、扉が開いていく音が静寂を破る

 

 

感想

新世界より4巻でした。
面白度:☆8 グロ度:☆7

お馴染みの何年後から始まる展開。ムチムチな大人に成長した早希はいい女になりましたね。そりゃ覚も惚れますわな。まあ子供の頃から好きだったんでしょうが。

とかくスピーディーに話が進みます。スクイーラ率いる塩屋虻コロニーのクーデターで、ばったばったと殺される人類。光風はただ気持ち悪いヤツなだけで出番終了しましたし、宏美ちゃんも犠牲者一号になって可哀想でした。

相変わらず気持ち悪い描写は上手かったです。

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