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166話

神々しいリーメアリーに早くも股間を疼かせた彼にイラつく可愛いルーミ。

 

男はみんなすべからく交尾のことで頭がいっぱいだと言い訳して、仁科にも同意を求める彼だが、彼のそういう本能的なクズいところを仁科は侮蔑していた。

 

そんな世間話をしながら森の中を進んでいたその時、ルーミが人の声にいち早く気づいた。

 

 

声の主は爺みたいな語尾の魔法使いルックな美少女でカルに囲まれており、今まさにこれから蹂躙されようとしている大ピンチ状態に陥り、恥ずかしいまんぐり返しに固められていた。

パラレルパラダイス
著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2021年42号

 

 

そこに堂々と声をかけた彼はもう白馬の王子気取りでキリっとキメ、どけと一言。

 

すると久しぶりの登場にも関わらず、カルたちは本能的に彼の声に従って解散していくのだった。

 

 

しかし助けられた魔女っ娘は、姿かたちが裸マッチョじゃなくても声が一緒だから彼を喋れる新種のカルだと思い込み、心底驚いた。

パラレルパラダイス
著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2021年42号

 

 

ともあれ人間の男と初対面の魔女っ子はまた心底驚くも、国母の命令で殺さなければならない立場だった

 

だが命の恩人に牙を剥くほど恩知らずでもなく、彼は見逃されることになった。

 

 

ルーミも知らないガーディアンでもない魔女っ娘がカルに襲われるのも覚悟して一人っきりで森をうろついているのは、緋色光虫という虫を探しているからだという。

 

光虫は実在するのも疑わしいほどの幻レベルで、生きたまま飲ませれば死者を一日だけ蘇らせれるという、凄い効果を秘めた秘薬でもあった。

 

魔女っ娘がそんな激レア光虫を飲ませたい相手とは、我が薬屋を利用している客であり幼馴染みで、不慮の事故等で死ねば光虫を使うと、生前に契約を交わしていたらしい。

パラレルパラダイス
著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2021年42号

 

 

生き返れる期限がある以上、契約を守ったかどうかなんて死者は生き返らないと分からないのに、魔女っ娘は命を懸けて遂行しようとする仁義を持っていた。

 

そんな魔女っ娘にほだされた彼らは、今日一日くらいなら付き合うと提案した。

 

素直に助けをありがたがらない魔女っ娘だが、もう一押しの彼のぶっきらぼうな物言いにむしろトキメキ、素直に頭を下げて感謝する可愛い一面を垣間見せてくれた。

パラレルパラダイス
著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2021年42号

 

 

 

光虫はその名の通りに赤色に光る蛍みたいなものらしく、いさえすれば見つけられそうな生態。

 

4人は真面目に探してあっという間に夜が訪れたが、光るならむしろ暗い方が見つけやすいのは自明の理。

 

彼がいればカルも近寄らないし最大のチャンスタイムのその時、仁科が幻の激レア緋色光虫を発見した。

パラレルパラダイス
著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2021年42号

 

 

これが最後のチャンスと思い、当事者の魔女っ娘がそーっと網を近づけていったその時、今度はいつの間にか背後にいたカルが叫んだ。

 

光虫が逃げないように彼が静かにしていたせいでカル除けにならず、あえなく虫はどこぞへと逃げ去ってしまうのだった。

 

 

感想

パラレルパラダイス164話165話166話でした。

単純な戦闘よりヤバい状況ですね。

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