子供の頃によくやったターン
左腕に食い込む牙。
振り回した買い物袋が当たってどうにか離れると、彼女は痛みに喘ぐ暇もなく全力ダッシュで逃げるが、車なんて玩具みたいに潰すモンスターから逃げ切れるわけもなく。
その時、鳥嶋が注意を引いた隙にこのえが駆けつけ、彼女を助け出した。

まるで女神かヒーローのようなこのえに手を引かれて再び走り出すと、アドレナリンのせいか噛まれた痛みはほとんどないまま、しかし怪獣はまたしてもマーキングの習性があるのか彼女を標的から変えようとしない。
皮肉にも彼女が襲われこのえが助けたことで、二体目の存在が間違いないものになった。
いくらこのえがあの客船で英雄的働きをした生存者だとしても怪獣のスピードを振り切れず、しかし音を察知している特性を活かしてどうにか活路を見出そうとする。

どうにか強固な建物の中に逃げ込むため、もう一つの特性を利用してやると、怪獣をひっくり返して斜面から転がり落とすことができた。
度胸が据わり、訓練の成果を発揮したこのえが僅かばかり時間を稼げたことで鳥嶋が調達した車で駆けつけ、彼の住むマンションに逃げ込むことができたのだった。
助けられた桐生楓は傷口の治療よりも命の恩人のこのえを神と崇めてキラキラした目を向けるが、落ち着いてくると急激な激痛に襲われ始めてしまう。

鳥嶋は円滑な非難のために施設の管理センターへと向かい、このえたちは彼の部屋で待機することに。
その間に楓を追いかける怪獣は道すがら、コンビニに逃げ惑う人々や鉢合わせた車中の人に襲いかかった。

鳥嶋が地域放送でビル内への避難を呼びかけたところで警察の武装部隊が到着し、ギリギリで車中の人も助け出されてまた集中砲火が始まるが、やはり小銃レベルの火力では怪獣に大したダメージが与えられない。
一方、後楽園に陣取った部隊はうまく池に誘い込んで取り囲み、装甲車の機銃を食らわせていくが、なかなか致命傷にはならないばかりか知恵もある怪獣は、装甲車を容易くひっくり返して盾にした。
何とも恐るべき知恵と耐久力だが、射線をずらしてとにかく撃ちまくると、耐えられなくなっていたのか池に飛び込んだ。

そのタイミングで今度は大爆発を起こす擲弾を撃ち込み、怒涛の追い込みをかけていく。
そしてついに首と胴体がおさらばするほど肉を引き裂いた。
実際に隊員二人が近づいて確認したところ、とても生命活動が維持できるとは思えない状態だった。
これならもう復活はないと判断し、駆除が可能と分かってトップの指示者たちは歓喜するが、ここからが怪獣の生態を調べる始まりに過ぎない。

だがそう易々と人類に協力するつもりがない未知の生物は、死した後にガスを噴出し、バイオテロのように辺り一帯が包まれ、確かめに行った二人は逃げる間もなく倒れた。
麗しき友情。
勇ましい正義感。
果たして最後のガス攻撃は何をもたらしたのか…
感想
怪獣自衛隊6巻でした。
面白度☆8 痛そう度☆9
一発で噛みちぎられそうな噛みを食らったら、一生痕が残りそうですね。
この流れはやっぱり、パワードスーツが投入される気がします。
「怪獣自衛隊」ネタバレ最新7巻。マンションで追いつめられる人々!噛まれて膨れあがって泣き叫ぶ美少女の悲鳴を餌に


































