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34話

祭りの準備は滞りなく進んでいたが、進行の迫田がいつまでも来ないので天宮は焦り、キレ散らかしていた。

 

そこで自分の進行で場を繋いでおくと請け負ったのが、この計画に一枚噛み、ビジネスパートナーとして天宮と組んでいる金ちゃんだった。

 

 

 

彼は以前、副業でオンラインコンサルタントとして歩み出したのが、本当に鳴かず飛ばずの世知辛さを味わうばかりで独立なんて遠い世界だった。

 

しかし、そんなしょぼいマーケターに興味を抱いて接触してきたのが、成金街道をぶいぶい言わせている真っ最中の天宮だった。

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:大巨蟲列島34話

 

 

全く認知度も人気もないものの、金ちゃんの講座に従って実践したところ、天宮のチャンネルの登録者数がうなぎ上りになり、感銘を受けたのだ。

 

テレビ業界には早々に見切りをつけ、今からでもトップを目指せる業界で突き進みたくなった天宮はそこで、自分の知名度と金ちゃんのノウハウを合わせるために、美女での快楽堕ちを仕掛けるつもりで呼び出した。

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:大巨蟲列島34話

 

 

ヤリ手ビジネスマン風に装っておいて、まだまだウブなあんちゃんな金ちゃん。

 

金でいくらでも股を開ける商売女だろうが、トップグラドル並の美女二人に絡みつかれたら、陥落させられるの時間の問題。

 

美女の濃厚なフェラを受けながら尤もらしい言葉で勧誘されると、回らない頭が確かにそうだと思い込んでしまう。

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:大巨蟲列島34話

 

 

それでもなけなしの理性で持ち帰ってからの検討と答えても、ヤリチン成金はもう形振り構わず、今はまず女と酒を存分に楽しんで脳みそをバカにすればいいと言い出す始末。

 

他人の生セック〇を目の前に見るのなんてもちろん初めての金ちゃんは、こうして天宮の計画に加わることになったのだった。

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:大巨蟲列島34話

 

 

多くのマスコミを呼び、人も金も集めた一大プロジェクト発表の時。

 

メンバーも招待客も島民も楽しく素晴らしいものしか期待してない中、巨大イモムシが祭り会場に乱入したのだった。

 

 

もちろん誰も本当のイモムシが巨大化しているだなんて思いもせず、リアルな作り物だと思い込み、逃げる者など誰もいなかった。

 

浴衣の女の子に触られたイモムシは触覚をビンっとおっ立たせると、何やら放出し始めた。

 

程なく人々はとんでもない臭さに気づいたがもう遅く、次々と嘔吐していった。

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:大巨蟲列島34話

 

 

その動きと異臭にイモムシはまた危機感を感じたのか、今度は大きく上体を逸らせて、浴衣女子を闘牛のように突進してふっ飛ばした。

 

嘔吐の苦しみで蹲っていた彼女はゴミクズのようにふっ飛んで屋台に衝突し、無残な姿にされてしまう。

 

続けて友達の眼鏡浴衣女子も巨体に押し潰され、血反吐を吐き散らした。

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:大巨蟲列島34話

 

 

阿鼻叫喚の大パニック。

地獄絵図。

 

参加者たちは逃げ惑い、主催者の天宮も金ちゃんも意味が分からず、助けを求められた警備中の警官たちは、目の前で人が肉塊に変えられているのに、発砲許可がないだの部署が違うだの、目の前に死が迫っているのにお役所仕事を優先してしまう。

大巨蟲列島
著者名:藤見泰高 引用元:大巨蟲列島34話

 

 

今役立たなければ何のために銃を携行しているのか意味が分からない役立たずの警官が尻込みする中、勇ましく進み出たのは焼けた肌が健康的なふんどし男だった。

 

 

感想

大巨蟲列島33話34話でした。

睦美がパニくったら終わりなので、信頼できる仲間の存在も比例して大きいですね。

それにしても大迫のバッドエンドフラグよ。

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