お前を愛している
BM二日目、事情を知らない施設から昨日のトラブルを咎められ、特に利己的だったメンバーは入所者と関わらない裏方の仕事に回されたのだが、ラストワンになりたい奴らにとって願ってもないこと。
もちろん楠木は楓を守るために今日だけはラストワンになることを諦めないでいると、善性を残しているメンバーが楠木に進んで協力し始めた。

楠木はいわゆる無口な頑固ジジイタイプを担当することになったが、散歩中に車椅子が壊れるわ、スズメバチに襲われるわで、誰かが邪魔をしているとしか思えないハプニングの連続に、あわや犯罪行為と判定されかねない悪質な妨害の犯人は、楓しかいないと思ったが、彼女は本当に無関係のようだった。
ならば相応のリスクを覚悟して、誰かが裏切ったことになる。

一人また一人と老人の世話をしているメンバーが感謝される中、性欲を滾らせている裏方の奴らはラストワンを虎視眈々と狙っていたが、まさかの孫たちに感謝されるという予想外の出来事で、一善を達成させられた。
孫たちをけしかけたのは常に冷静沈着で事態を把握している眼鏡の陣内だったが、性欲ジジイの野島は何とか孫の感謝を切り抜け、楓を犯したい欲望を爆発させ、ラストワンになるためだけに残っているメンバーに刃を向け、一人を殺してしまうのだった。

囚人同士ならお咎めなしのルールに則った凶行は、楠木にも向けられて万事休す。
しかしここで楠木が正義を曲げてでも楓を守ろうとしたことで、彼女は姉殺しの疑いを消して楠木に感謝し、ジジイをラストワンにすることで彼を助けたのだった。

老人ホーム殺人事件。
一番入所に近いジジイが一番性欲旺盛という皮肉。
表沙汰にならない国家の一日一善プロジェクト。
当然、彼らはクビでホームへの立ち入りを禁じられるが、所長は犯罪者が自業自得で出禁になったことなど構わず、BMは予定通りに三日目も行い、クリアしなければ全員死亡だと宣告した。

ただし最後のラストワンは彼らが最も欲しているもの、無罪放免の権利だった。
そして所長は意地でも楠木を陥れるため、楠木を信じた楓も脅し、二人が敵対するように仕向けるが、人を想う気持ちが強い彼女の心はそう簡単に変わらなかった。
しかし代わりに、楠木が楓のために正義を曲げたことで、他の囚人とは違う楠木に異様な感心を寄せていた陣内の心が変わっていた。

予定通りに行われた三日目のBM。
阿鼻叫喚のパニックに陥る老人ホーム。
人質、涙の感謝、立てこもり、そして仲間同士の殺し合い。

陣内の作戦により、楠木はまた大きな選択を迫られてしまう…
感想
懲役一善社会のゴミですけど感謝してくれますか?2巻でした。
面白度☆8 ゴミクズ度☆10
性犯罪者は本当に去勢しないと再犯しまくりですし、性犯罪〇リ教師がまた学び舎に戻れる制度も常軌を逸しているとしか思えませんね。
何はともあれ、BLの雰囲気が出た時には驚きました。

































