アイラブ和也
尚子が通気口の動きに気づいた直後、ガスのスイッチが押されてパニックに陥ったのは沙英たちの方だった。
何故か自分たちの部屋だけにガスが噴出されている状況に訳が分からず、パニックに陥る極悪人たち。

そんな真似ができるのは、既に病院のセキュリティを突破して尚子の手助けをしている有紀だけだった。
これで気兼ねなく和也の元に行けるようになったが、さすがに殴られ過ぎた尚子の身体はガタがきており、まともに歩くこともままならない状態。
するとベビーフェイスが今度こそ守るべきママを肩に乗せた。

しかし今度は廊下の照明が切れたかと思えばまた点き、それが奥の方へと繰り返されていく。
明らかに誘っている点灯はガスでそれどころじゃない沙英の仕業ではなく、これも和也の元に導きたい有紀のフォローだった。
そんな遊び半分さに松井はブチ切れるが、楽しんでこその有紀は主導権を握り続けるため、この悪徳病院の秘密を仄めかした。

一方、導きのままに隔離区画に突入して突き進む尚子とベビーフェイス。
すると尚子が、和也への距離が縮まったことで乙女特有の胸が締め付けられる感覚に襲われた直後、本人が廊下の先に姿を見せてくれた。
しかし和也のあまりの変わり様に、尚子の感動の涙も引っ込んでしまうのだった。

パンプキンナイトになり切り、和也が拷問幽閉で正反対の人格に変わってしまったのは、有紀が調べ上げた病院のおぞましき秘密が原因だった。
国家レベルの闇の急先鋒としてこの病院があり、尚子と和也の純愛カップルは残酷な被害者にされたのだ。
今や尚子に勝るとも劣らない身体能力と残虐性を手に入れた和也は、自分を拷問してきた職員を肉塊に変えられる程で、世直しパンプキンナイトとはまた異種な雰囲気を漂わせる。
その狂気はベビーフェイスをして恐怖させるほど。

暴力自慢のチンピラ職員など最早赤子の手を捻るかの如く、ブラブラ持っている頭部を凶器に変えてぶん殴り、驚異的な石頭を存分に活用してその他職員も肉塊に変え始める。
鉄の塊のような石頭と、豆腐のようにもろい頭のぶつかり合い。
和也の狂喜乱舞を目の当たりにした尚子は、気弱でヘタレなところが良かった愛しい和也の変わりっぷりに嘆くしかなかった。

自分が土の中にいた間に和也に何があったのか知る由もない尚子と、悪夢を始めさせた鳴人に復讐を果たした和也の再会。
見た目も中身も別人になり果てた和也は沙英に脳もいじくられ、尚子を敵として認識するようにプログラムされてしまっていた。

悲劇の純愛カップルは、またかつてのように愛し合うことができるのか…
感想
パンプキンナイト7巻でした。
面白度☆8 大暴れ度☆8
表紙にも採用された新キャラのインパクトはなかなかですが、サポートタイプなので活躍度はまだ控えめですね。
それにしても尚子の背中の強靭さと、和也の暴れっぷりはまさに超人的でした。
































