228話
女より女らしいを自負する冬雪のアヌス騎乗位はさすがの一言だった。
多くの女をこましてきただろうボンボン息子もその身を委ねて悶えてしまうほど、チンピラに囲まれていても萎えないイカレっぷりのおかげもあろうが。

仕草、表情、声、締り。
冬雪は如何なく実力を発揮して時間を稼ぐも、果たして姉に裏切られてメデューサが状況把握できない今、無事に切り抜けられるのか、それは催眠にかけられるか否かにかかっている。
今こそ女形の真骨頂を発揮し、救いがたい悪人共を骨抜きにする時。
しかしもうそろそろしげおの子種を搾り取れるかに思われたその時、冬雪もしっかりフル勃起しているのを見つかり、顔と体に似合わぬ立派なモノに反撃を食らわされてしまう。
男としてゴツイ手でもイキり起つモノを手コキされたら普通に感じてしまい、その隙に乗じてチンピラ共も我も我もと大きくしたもので取り囲み、一人が冬雪の穴に狙いを定めた。

常人なら一本でもがばがばに壊れそうなのに、汚い棒を二本もぶち込まれた冬雪は、いつまで耐えることができるのか。
嫉妬、金、腐った家族に言い包められて人殺しにされた弟を裏切った遥香が傍観を決め込んでいる頃、その機を待ちながら荷物の積み込みをしていた美依那だが、唐突に劇場から閉め出されてしまう。
他のメンバーが全ての出入り口を調べて回ったがやはり鍵をかけられており、遥香とも連絡が取れず、確実に劇団側に作戦が漏れたと考えるのが道理。

近所に気づかれずに中に入り、冬雪を助け出す方法、それは引っ越しトラックの荷台から3階のベランダに飛び移り、窓が開いていることに賭けるのみ。
乗り込むのは戦闘力に秀でた千歌と一応は関係者の美依那の二人。
他の二人がトランポリンの様に踏み台の役割をしてスーパージャンプをキメ、難なく3階まで飛び乗ることに成功した。

室内はまだまだ荷物が残っており、端から今日は引っ越す日ではなかったとしか思えず、千歌たちは逆にハメられた可能性の高さに思い至った。
とにかく冬雪を見捨てることも東犀病院を捨て置くのも本末転倒。
できるだけ静かに侵入を試みるが、劇団員はノリノリで邪悪な仮面と武器を携え、返り討ちにする準備を整えていた。
































