孕まされて
翌日から五代は背中にとんでもない殺意を感じながら授業をする羽目になり、帰り道もいつ襲われるかも分からない要人のような緊張感を強いられることになった。
ド定番の頭上から植木鉢ギリギリで牽制されたその日、帰るとサトミが待っており、ハローページで住所を調べたという個人情報ガバガバの時代に戦慄を覚える。
ともあれ幸坂の情報を手に入れたらしく聞いてみると、浅見が溺死する前日にもハレー彗星に祈りを捧げる儀式を見たという目撃談があったらしい。
谷口は間違いなく突き落とされ、浅見も十中八九で溺れさせられた疑いが強くなった。
そこで五代は谷口が殺されたこと、自分も命を狙われて危険だからもう関わるなとサトミに忠告するが、すっかり惚の字の彼女はどんどん惹かれていくばかり。

さすがに好意を利用してJKを食うようなタイプじゃない五代は丁重に断るが、それでサトミの好感度はさらに上がり、彼の目を盗んで幸坂の秘密の写真をパクリ、役に立とうと息巻いてしまうのだった。
一方その頃、五代と入れ代わりで現代にいる高杉は、さっそく現代機器のスマホでゲスい欲望を高ぶらせるが、自分の最期が悲惨なものだと教えられ、戦慄することになった。

片や過去の五代は、サトミを部屋に連れ込んだ瞬間の写真をマスゴミに流されたタイミングで、教え子が二人も連続死したことも嗅ぎつけられ、ワイドショーの格好のネタにされ始めた。
もちろん洗脳された生徒たちは五代には身に覚えのない悪評をコメントしまくり、世間はもちろん職場内の非難の目も強くなっていく。

ただ本当の高杉本人は、生徒たちに恨まれても仕方ない変態クズなのは確かなようだった。
マスゴミによるいじめで心身共にダメージを食らわされた五代は出勤時、今にも線路に飛び込みそうなほど憔悴した表情でホームに立っていたが、反対側でほくそ笑んでいる幸坂に気づいてハッと目を覚ますような衝撃が走った。
直後、何者かが五代を突き落として葬ろうとしたが、そこを狙っていた五代はやっと共犯者を捕まえたのだった。

それは人のいい顔をしながら誰よりも幸坂に心酔していた望月だった。
彼女は単独犯だと言い張ろうとするが、高杉が脅しに使っていた写真を見せれば、さすがの望月も幸坂への信頼が揺らぎ、悲しみ、浅見が死んだ夜のことを白状した。
幸坂との淡い未来と小さな命を失い、かなり憔悴している状態でイカレタ儀式に参加していた浅見は、あまりの疲労で思わずプールに落ちてしまった。
泳げず足もつって溺れてしまった浅見を助けようと飛び込んだのが望月だったが、幸坂の悪魔の囁きに従い助け切れなかったフリをして溺死に追い込み、見殺しにしたのだった。

しかし幸坂の本性を知った今、谷口を突き落としたことは認めず、まだ恐ろしい共犯者がいる可能性が高まった。
その矢先、サトミが独断で幸坂と話をつけにいってしまい、ボコボコの人質にされてしまう。

果たして谷口を突き落としたのは誰なのか。
幸坂の人心掌握術の中身とは。
そして変態クズ教師になった五代は、無事に現代に戻れるのか…
感想
サイコ×パスト4巻でした。
チェッカーズヘアーに聖子ちゃんカットにスケバンロングと、初期の今日から俺はを思い出すノスタルジーでした。
「サイコ×パスト猟奇殺人潜入捜査」ネタバレ最新5巻。幼なじみの苦悩…絶海の孤島で女子大生に忍び寄る魔手!
































