241話
あっと言う間に3人の助っ人は返り討ちにされてしまった。
投げて噛んで踏みつけて、シンプルな暴力の強さは何よりも勝る圧倒的な戦闘力。
締めにおぞましい雄叫びをあげる姿からは、もう幸薄そうな色気を放っていたトチ狂い女を想像できない。
同じく一発でノックアウトされた彼は、全員一発でやられたことでほぼ戦意を失っていたが、それでも彼女らはまだ、彼だけでも生き抜けば世界を変えられるチャンスが残されていると信じていた。
彼が最初に出会ったこの世界の女、ルーミはもう自分がここまでだと覚悟しながら、愛した男は救世主になり得ると固く信じ、今はもう邪な性欲はなく、ただ逃げてと願うばかり。

それは助っ人3人も同じ気持ちだった。
この場に駆けつけた以上、選ばれ視ガーディアンらしくやられる覚悟はできていた彼女らも順繰りに、逃げろ構うな時間稼ぎはすると、死のフラグを立てまくって彼にも覚悟を求めた。
そしてカウガールがもう一発ぶち込んでやろうとしたが、成すすべなく押し潰されてしまい、関西弁が怒り交じりに彼を急かした。

三白眼の強みは体術か、見事な足払いでモンスター国母をすっ転ばしてちょっとスッキリさせてくれるが、反撃もそこまで。
彼がもたもたしているうちに掴まれると、彼みたいにバキバキに握り潰され、搾り出た血を摂取されてしまう。
とにかく彼女らを助けたいが、勝機などまるで見えずに犬死に確定だと思うと恐怖で竦む彼。
そうしてモタモタし続けているので、ルーミもイラついてさっさとしろ私らの命を無駄にしないでと叫び、まさに魂からの声で背中を押した。

それでようやく彼がフラフラを起ち上るので、国母はまた小物と蔑むが、彼に逃げるつもりはなかった。
刀を拾って構えると、見捨てて逃げれるほど大義を優先できないんだとカッコよく反論。

立ち向かうことを決めたからには勝てっこないなんて思ってられず、今まで見たいに弱点を意地でも見つけるしかない。
だから念入りに観察してみると、身体の割に貧相な羽に気づいた。
そのフォルム、女の生き血を欲し、扉には蝙蝠のエンブレム。
こいつは吸血鬼の可能性大だと察した彼は、それだけ有名な人外なら弱点とされるものもいくつか思い浮かび、この状況なら心臓に一突きしかないと思い、心臓を守られないように何も気づいてないフリからのカウンター一発で勝負を決めることにした。

彼の様子が変わったのに気づいたのはルーミのみ。
この世界が変わるか否かのまさに瀬戸際、彼は岩みたいなパンチをギリギリで躱すことに集中し、狙い通りに胸をぶっ刺してやったのだった。
感想
パラレルパラダイス239話240話241話でした。
死に戻りで思い出したのは彼の父親が糸を引いていて異世界はゲームの中みたいな説でしたが、金城カップルの関与があるので、やっぱり無関係ですかね。
「パラレルパラダイス」ネタバレ最新242話243話244話。ヒーローは遅れてやって来る!誇り高き最強は絶世の美女
































