264話
リールの街は戦火に包まれていた。
乗り込んだリリアは弓矢でカルを始末して襲われている住民を助けるが焼け石に水、把握し切れないカルが侵入していて相手にし切れない。
これは危機的状況だと察した直後、無事だったピナコが現れて加勢を喜んでくれるが、残念ながら惨状で駆け付けた訳ではないし用件はハナハナへの確認。

ともあれガーディアンが無事なのは不幸中の幸い、ゆっくり状況を聞いている暇はないので生存者をできるだけ探し、水に入れないカルを避けるために海上の集会所に避難するのが最優先。
その集会所の出入り口を死守しているのが、クールビューティーな槍使いのティア。

相変わらずの淡々とした調子でカルを返り討ちにしていると、ピナコとリリアも避難してきたが、最後に連れて来れたのはたった一人だけだった。
生存者は数十人程度しかおらず、混乱の中であっという間に犯され殺されたのが大半。
驚愕の被害状況にリリアは改めて何があったのか訊ねるが、ピナコにも詳しいことは分からない。
突然、蛆虫みたいに森からカルが溢れ出してきたかと思えば、なぜか結界が消えていてカルの侵攻に為すすべなく門が破壊されて侵入を許し、そして街はほぼ壊滅。
ただこれが国母の差し金と言うことだけは分かっていた。
なぜか、それはハナハナが預言者のように漏らしたからだった。

最悪の形でハナハナも同じだと確認が取れたのはいいが、それはもう本人から直に聞くことは叶わなかった。
数日前、ハナハナは崩月で逝ってしまっていたのだった。
大黒天ではなく大特異点がハナハナに伝えた通り、ヨータに反抗されてブチ切れた国母が見せしめとして、国民を恐怖での再支配を目論んだ故の惨劇だった。

そうして独裁者による恐怖支配で世界が混乱に突入している中、原因の一つでもある彼は羞恥心ゼロの妹ちゃんに突っ込まんとしているところだった。
脱げと言えば脱ぎ、自らくぱっと挿入しやすようにおっぴろげる、その躊躇の無さに興奮するのか萎えるのか、また人それぞれ。

ココは丁寧にお願いしますと伝えきる前にねじ入ってきた瞬間、可愛らしい彼女の顔は面白くだらしなく歪んでお約束通りに激しく吠えた。
直後、また覗いていたのはルーミが乱入してきて興を削がれるが、今回は本当に緊急事態の飛び込みだった…



































