そのまま気を失った月。
翌朝。遺体が消えていることに気付いた皆は騒ぎ出す。
しかもライフラインは全て遮断されているし、空には二つの太陽が昇っているのだった。
常雅が幻日という現象だと言い、それで彼らは無理矢理納得するが、今度は村から人が消えていることに気付いた。
電気、水道、携帯電波が同じタイミングで遮断されたことも含めて考え、外に助けを求めに行くことになったが、村は厚い霧に覆われていて、中に入ると激しい頭痛に見舞われてしまうことが分かった。
著者名:小池ノクト 引用元:蛍火の灯る頃に1巻
村が見渡せる高台に行ってようやく、白い霧が村を取り囲むように縦横に走っているのが確認できた。
その時、地響きと共に地滑りのようなものが起こり、車を狙うように押し寄せてきた。
彼らは斜面に流されながらも、何とか命からがら逃げ出した。
村からも出れず、助けも呼べないとなると、考えるべきは食料問題だった。
他の民家の食料を大人たちが探しに出かけ、幸人、月、輝也の3人はブルーシートで上空からも見えるようにSOSのサインを作った。
この時、リーダーシップを発揮し始めていた幸人は、月に励ましの言葉をかけ、それに月は優しい笑顔を見せてくれていた頃の兄を思い出し、とても心強い気持ちになっていた。
著者名:小池ノクト 引用元:蛍火の灯る頃に1巻
その時、山から黒い塊のようなものが飛んでくるのが見えた。
すぐに逃げ出すが、あっという間に追いつかれ纏わりつかれてしまう。
それは、人の顔を持つ蝿の大群だった。
何とか家に辿り着いた頃、大人3人も蝿に襲われていた。
常雅は二人とはぐれて彷徨っているうちに、森の中から女性の助けを呼ぶ声が聴こえてきた。
しかし、姿は見えていたのに近づくといなくなっていた。さらに繁みの葉は刃物のように鋭くなっていて、戻るために足を踏み出す度、体中を切り刻まれてしまう。
著者名:小池ノクト 引用元:蛍火の灯る頃に1巻
大怪我を負いながらも兄二人と合流できたが、今度は野犬の群れに襲われる。
声を聞きつけた幸人と輝也が農具を手に追い払おうとするが、野犬は常軌を逸した凶暴性を見せ、鉄の部分を食い千切った。
対抗する手段がなくなったその時、犬の体に無数の穴が開き血を吹き出して倒れた。
いつの間にか、ショットガンを持った若い女が現れていた。
著者名:小池ノクト 引用元:蛍火の灯る頃に1巻
犬を撃退してもらい、重傷の大人たちを家に運び込むが、血は止まらずあっという間に化膿していく。
ようやく落ち着いた頃、女性は鷹野と名乗った。
日本の集落を巡る研究者だという彼女は、この現象や村のことについて、かなり詳しく知っているようだった。
この家を守っている魔除けのお守り。
出歩ける朝でも昼でも夜でもない時間帯。
人の顔を持つ餓鬼蝿。
そして、この村は地獄そのものだと・・・
感想
蛍火の灯る頃に1巻でした。
面白度☆7 ひぐらし度☆8
鷹野は完全にひぐらしやろと思いました。霧に囲まれて怪物が現れるところは、完全に映画のミストでした。
それに輝美のあまりそそらないサービスショット。こういう役回りは早めに死にそうですが、さて、どうなることやら2巻を楽しみにしましょう。
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