命からがら二人のところに辿り着いた直後、森が一瞬のうちに炎に包まれ消え去った。
家が遠めに見えてくると、うっすら光に包まれていた。
それは魔除けのお守りの効果が出ている証拠だった。
しかし、家の中にまで霧が入り込んでいて、家全体が取り込まれるのも時間の問題だった。
祖母が他の家にもお守りを届けていると信じて、拠点を移ることに決めた。
輝美が運転することになり、できるだけの食料を持って外に出ると、暗闇の中に祖母の顔が見えた。
しかし、首には枝が突き刺さり、目は血走って焦点が定まっていない。
輝美に襲い掛かった後、後ろにいた月の姿を認めると狙いを変え、月のスカートを剥ぎ取った。助けに入った幸人は変わり果てた姿と生前の祖母を重ねて一瞬躊躇するが、迷いを捨てて首を蹴り折った。
著者名:小池ノクト 引用元:蛍火の灯る頃に2巻
それでも起き上がってくる祖母。
全員車に乗り込むと輝也が、あれは三途の川にいる死者の衣服を奪う奪衣婆だと言った。
そして、安心する暇もなく祖母は車の前に立ちはだかる。
さすがに轢き飛ばすのは躊躇する輝美。その時、地に響くような声と共に天から足が降ってきて、祖母を踏み潰してしまった。
著者名:小池ノクト 引用元:蛍火の灯る頃に2巻
正志の言葉に従って、魔除けを分けてもらったであろう家を目指すが、その家は既に化物が入り込んでいた。
入れる家を探して車を走らせていると、一軒、祖母の家と同じように光っている民家を見つけた。
その中では、鷹野が古文書を広げて研究の成果を確かめていた。
その時、幸人たちが来るのに気付いて、どこかに身を隠した。
著者名:小池ノクト 引用元:蛍火の灯る頃に2巻
幸人たちが中に足を踏み入れると、中には七組の布団と食事の痕があった。
しかし、埃が積もっているのを見ると、大分前にこの家を放棄したか全滅したのだろうと見当をつける。その時、月が劈くような悲鳴を上げた。
彼女が指差した床下収納には、ロープで縛られた少女がすっぽり収まっていた。
不幸中の幸いか、少女にはまだ息があった。
著者名:小池ノクト 引用元:蛍火の灯る頃に2巻
感想
蛍火の灯る頃に2巻でした。
面白度☆7 泣ける度☆9
鷹野が完全にひぐらしとしか思えないので、何か繋がりがあるパターンな気がします。2巻の輝美のサービスシーンは悪くなかったです。でも、祖母に襲われて剥かれるなんて、想像だにできない恐怖でしょうね。
というか、パパっ子な彼女と父の別れのシーンは、普通に泣きました。
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