
サタノファニ2話ネタバレ感想
記憶がないままに5人を殺した甘城千歌。
無期懲役を食らった彼女が収容されるのは、メデューサ症候群だけの女子刑務所だった。
2話
暗く淀んだ空に包まれた海原を見つめていると、刑務官が煙草を差し出してきた。別れ際に彼の煙草で一服すると、早くシャバに戻ってこられるというジンクスがあるらしい。
勧められるまま初めての煙草を吸った千歌だったが、それは嘘だった。
どうやら、彼なりに元気付けようとした餞だったようだ。
そうこうしているうちに、迎えの船がやって来た。迎えに来たのは、若い刑務官と女性の警備員だった。
千歌の荷物は片手で軽々持てる鞄一つ。半年間の拘留の間、両親からの差し入れは一つも無く、服も今着ている制服一着のみだった。
隣に座った吾妻は、チラチラと千歌を見てくる。吾妻は可愛い女の子が好きで、これから行く羽黒刑務所は美人揃いのようだった。
はしゃぐ吾妻をたしなめる西。島をいいところだと評する彼女の言葉をバカにするように不穏な一言を漏らし、くさい芝居で吾妻がなかったことのように声を被せた。
やがて刑務所が見えてきた。中はホテルのような内装で、新築の綺麗さを保っていた。しかも、現在収容されているのは千歌も含めて9人のみ。今は1年後の本格始動までの試験期間だった。
最初に通されたのは検査室だった。覚悟していた身体検査だったが、女性の吾妻の前であっても、全裸になるのはさすがに恥ずかしいし、この先、色々なところをいじられると思うと堪らなかった。
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