シャワー室までは監視されていないらしく、大っぴらに話を始めていく。
石動はまず自分のブレスレットを見せた。印字されているのはナンバー4。しかし、そのまま4番目の入所ではなく、彼女は8番目で千歌の少し前に来たばかりらしい。どうして4番なのか女囚たちは誰も教えてくれなかったので、刑務官に色仕掛けで迫ったら、元々4番の服役囚がいたという。
消えたというその女囚。もちろんここに収監された女は凶悪犯ばかりなので、出所など早くて数十年後。
つまり元4番は、殺されたという意味で消えたのだ。
元4番の死亡時刻は部屋の鍵が閉まる深夜で、そして全身を切り刻まれ脳を奪われた状態で廊下で見つかった。
もちろん小夜子に疑いの目が向けられたが、本人は認めず、深夜に部屋を抜け出る方法も見つかっていない。
殺された理由も定かではないが、殺される直前、精神に異常を来たしていたのは誰もが目撃していた。
その様子は、まるで「サタノファニ」のようだと言われていた。
そんな話を聞いても、千歌は小夜子を疑いきれない。すると石動は、親切心か何か裏があるのか分からないが、ここにいるのは正真正銘の殺人鬼なんだから、信用し過ぎない方がいいと忠告して、シャワー室から出ていった。
就寝時間になりベッドに潜り込んでも、色々なことを考えてしまいなかなか寝付けなかった。その時、枕の下に紙があるのに気付き開いて見ると、不穏な言葉が書かれていた。
直後、ドアを乱暴に叩く音が静寂を切り裂いた。誰かと訊いても答えず、ただ執拗にドアを叩き続けていた。
感想
サタノファニ4話でした。
サスペンス色が強くなってきましたね。それにしても、巴は津山の事件を彷彿とさせて、レベルが数段上の凶暴さを表してる気がします。
さて、信じるべきは小夜子か石動か。どーーっち!?
[ad#co-3]
































