二手に別れてムカデ採取と巡視船侵入へそれぞれ動き出した中、怪我を理由に九条は何もせずに寝そべっていて、鈴木一人が虫除け用の枯れ枝を集めてせっせと燃やし、彼のことも気にかけていた。
そんな二人きりの状況を利用し、九条は鈴木をいきなり押し倒して散々睦美のおかげで命拾いしたのも忘れ、帰ったら仲間を集めて復讐してやると脅し始める。

ただし、この場で命令を聞けば助けてやる。
そう言ってズボンのチャックを下ろして取り出し、どうするか選べと迫った。
鈴木は顔を背けたがどっちみち無理やりやらされるかもしれないと思い、仕方なく口に含んで音を立てて舐め始めた。

九条は暴君の如く高笑いして、笑い声が森に響いた。
ムカデを集めるのに良さそうな場所まで着き、睦美は石や倒木の下の湿った場所にいることを伝え、捕獲用のさすまたを作っていく。
直接手で触るのはさすがに危険で、毒蛇などの捕獲にも使えるようなさすまたをそれぞれが持って動きを止め、睦美が捕獲することになった。
さっそく丸太をどかすと、渦巻きのように丸まったムカデが隠れていた。
美鈴がすぐにさすまたで動きを止めようとするが、睦美がすぐにそれを止めた。
そこにいたのはムカデではなくヤスデで、身を守るために青酸化合物を使うことがあるので、量によっては人間も殺してしまう恐ろしい種だった。
劇物である青酸が気化して吸い込んでは一たまりもなく、驚いた時身体を丸めるのがヤスデなので、絶対に刺激してはダメだと睦美は注意を促した。

その後もムカデとヤスデの違いに気をつけながら、一匹ずつ確実に捕獲していった。
青山が一人離れたところで丸太を引っくり返すと、そこには大量のヤスデが隠れていた。
彼女は未だに中城が死んだのは睦美のせいだと逆恨みし続けていて、恨みを晴らす機会を窺っていた。
そんなところに危険だと教えてもらったヤスデを見つけた事にほくそ笑み、この群れの中に睦美を落として殺してやろうと考えた。

まだ彼女が逆恨みしているなど知る由もなく、睦美はムカデが大量にいるから手伝って欲しいと呼ばれて、声のするほうに急いだ。
しかし、声の主の青山はおらず、茂みをかき分けた先にいきなり大量のヤスデが現れて驚くが、ギリギリで立ち止まって刺激を与えずに済んだ。
だが安心したのも束の間、さすまたを振りかぶった青山が背後に立っていた。

感想
巨蟲列島19話でした。
憎まれ役がいないと多様性がないとは言え、上条はもういいでしょう。
せめて、ただの脳筋野郎ならもう少し大目に見ることもできたと思うんですけどね。
さてムカデを大量に集めて燃やす。うん、気持ち悪い。
https://kuroneko0920.com/archives/32179



































