後ろから突かれてベッドがギシギシと軋んでいる間も、斉藤のタイプを考え、きっと自分のような不器用なタイプには目もくれないだろうと想像してみる。
すると今自分の中に激しく出し入れしている男の顔がいやらしく微笑んでいる斉藤に変わり、どんどんと快感が上昇していく。
バックの体勢から騎乗位に変えて自分が気持ち良くなる動きにすると、あっという間に絶頂に辿り着くことができた。

凛は坂本が買い物しているところを影から見守っていた。
それは坂本が誰かにつけ狙われていると妄想して買い物一つするのでも心身を疲弊させていたので、凛にストーカーの正体を撮ってもらおうとしていただけだった。
一人で勝手に怯え、スーパーから飛び出していく様子を凛は黙って監視し続け、マンションに帰り着くまで後をつけて仕事を完了した。
そして360度撮れるカメラで撮った写真を見せ、ストーカーなどいないと教えてあげた。

坂本は安心して笑顔を零すがそれも一瞬で、凛に気づいて逃げたのかも知れないなどと言い出した。
凛はこれ以上無駄なことをしたくなかったが、ちゃんとお小遣いをもらえるので遠慮なく受け取って快く引き受けるフリをしながら、先日出会った実花が気になっていた。
その時、検診から蜜が帰って来た。
同じマンションでお隣さんの蜜には感じよく接する坂本は赤ちゃんの性別を訊ね、蜜は男の子だと答えた。
凛はこの世界に誕生するのを待っている赤ちゃんと弟を重ね合わせ、恥ずかしそうにお腹を触らせてもらった。

するとそこに、車椅子の何者かを押して実花も現れた。
凛は実花に気づき、実花から話しかけた。
上品な言葉遣いをする少女に気を良くした坂本が話しかけ、自分たちはどこも血の繋がりのない赤の他人で、それぞれの名前を紹介していった。
そして最後に蜜が、自分と似た雰囲気を持つ少女に自己紹介した。

凛はどこの小学校に通っているのか訊いた。
実花はまず呼び捨てでいいから凛と呼びたいと答え、凛も受け入れた。
そして、自分はデータ上では存在していないから学校にも通っていないのだと囁いた。

変装をした山下は住人たちのやり取りをパソコンのカメラで盗み見ながら、想像通りに斉藤と蜜が少なくとも同じマンションに住んでいることを確認し、驚きを顔に出さないよう堪えていた。
凛は実花と連絡先を交換したかったが、実花は他人との関わりを禁止されていてあの水着ももう捨てられていた。
凛はお近づきの印にお守りをあげたが、この車椅子の何者かの前で堂々と話すのはいいのか気になった。
すると実花あは悪戯をした子供のように、ニヤリと笑った。

実花と別れ、蜜たちはエレベーターを待った。
そして山下は斉藤との関係を確かめるために腰を上げた。
感想
復讐の未亡人26話27話でした。
生き別れになった密の第一子の名前が明らかになり、出会った訳ですが、車椅子が薫なのかどうかと、サングラスが誰なのかが気になります。
それに山下がストーカー化して復讐の邪魔をしそうなので、その辺りの絡みが楽しみです。
https://www.kuroneko0920.com/archives/48526



































