みる
政治家になって15年の湊たつお。
政治家なんて偽りと欺瞞だらけだと身に沁みていた彼は、自身も偽りに染まっていることを自覚しながら、自身がどれだけ疲労を溜めているのかは気づいていなかった。
だから、秘書が勝手にホテルの部屋を取り、そこで視察をしてもらう予定を作った。
湊は死者権利団体を擁護する立場を取りながら、そんな奴らをバカにしつつ、死者に興味もなかった。
そんな彼の視察内容は、ワーキングデッドデリヘルサービスの利用だった。
秘書が全裸入室オプションをつけて派遣したのは、豊満な体つきをした爆乳みるちゃんだった。

湊は一目見るなり、バスローブを脱いで一瞬で勃起したものを見せつけた。
ゾンビのデリヘルなど一笑に付すつもりだったが、言葉も出ないエロさに目も心も奪われ、光に群がる羽虫のように吸い寄せられていく。
太陽のように痣ができている片乳と、美しいままのもう片方。
その間に顔を埋めると、太陽の香りがした。

息苦しくなるまで顔を埋め、みるをそっとベッドに座らせ、乳房を持ち上げながら寝そべった。
ふくよかな太ももに頭を預け、顔で乳房の重みを感じてみた。

股間に全ての血が集まってくる感覚がしていた湊は明日、死者権利団体のシンポジウムに参加しなければならなかった・・・
カスミ
運送会社で働いている笹宮則人は、とかく父親を嫌って電話をしてこようものなら罵声を浴びせていた。
同僚のおっさんにはキレる若者風に見られていたが、仕事はまじめにこなしていた。
しかし、「みる」宛てに届けた荷物の受け取り主の眼鏡のほんわかしてそうな可愛い女性に、いきなり「パコる?」と誘われた時は度肝を抜かれた。
眼鏡っ子はいきなりホットパンツもショーツも脱ぎ、尻を突き出してきたのだ。

そこでパコる度胸もなく逃げ出した笹宮が鼻血を出したから、眼鏡っ子はデリヘルの広告が入ったポケットティッシュをあげたのだった。
親子仲に口を出してくるおっさんにイライラし、初対面のお姉さんに誘われてムラムラしてしょうがなかった彼は、その日のうちに死者のデリヘルを頼んだ。
やって来たのは、軟体プレイが得意でレオタード姿がそそるカスミちゃんだった。

カスミを見ていると思わず亡き母の顔が蘇ってくるが、頭を振って雑念を飛ばし、流れるように全裸になって、改めて見つめる。
青白い肌も光のない瞳も繋ぎ目がある足も、どれもこれもエロくてたまらず、気づけば怖いと思っていたゾンビの尻にしがみついていた。

尻にしがみつき、尻肉を寄せて割れ目にこれでもかと顔を突っ込んでいると、また病に臥せる母とろくに見舞いにも来ない父が思い出されてくる。
その雑念を感じ取ったのか、サユキはゆらりと背を逸らし、彼に背面キスでご奉仕し始めた。
キスでまた母が生きていた頃の記憶が蘇ってくる。
ただそれは、最期まで愛し合っていた両親の姿だった。
するとサユキはまたゆらりと動いて彼の首に手をかけ、背面キスと足コキのダブルで一気に絶頂を迎えさせようとする。

サユキの体が断裂していく音が増えると共に、彼はまた家族の記憶が蘇り・・・
感想
デリバリー・オブ・ザ・デッド1巻でした。
面白度☆6 エログロ度☆9
またゾンビ漫画の新星が現れました。
以前の作品でもまあまあのエログロ具合だったので、今作ではより滑らかに描かれている感じですね。
ここで書いた4人のお客さん以外にも1巻には収録されていますし、いいところまでヤっている彼らがどうなったのか、確かめてみて欲しいと思います。



































