わざとかっこつけてスマホを取り出した彼は、パパっとあるところに連絡を入れた。
足りない商品は他店に分けてもらう作戦に出た彼が最初に頼ったのは、エッチの最中に興奮して噛み癖が出る女豹の店員さんだった。
一度はヤリかけた仲、そして仕事で信頼を得ていた彼は見返りを求められたものの協力を取り付けることができた。
続いて連絡したのは、ラネに利用されてほぼ犯されたお得意先の爆乳眼鏡っ子だった。
彼女もすぐに彼の救援要請に協力してくれつつ、ギブアンドテイクで見返りを忘れなかった。

彼は次々営業先へ連絡し続け、誰もが協力を快諾してくれる。
順調に数が集まってきたタイミングで自社にも連絡し、お局様に各店舗に車の手配を頼み、ツンデレを一言付け加えられる。
もちろん彼女の由井園にも他と連携を取って物品を運んでくれるよう頼んだ。

続々と商品が集まり、当初の3000には届いていないものの、後続で2000集まり、計2300を用意することができた。
残りも販売しながら売り切れ前に間に合わせると約束し、禿げ店長の怒りを鎮めるどころか驚かれて賞賛された。
誰より驚いていたのは、絶対諦めると踏んでいたリマだった。
忌々しく心中で罵りながら、新人後輩の体でせっせと手伝い始めるが、結局数は本来の発注数に足りていない。
どうせ最後には間に合わないはずだと信じ、彼を落とす心積もりを整えた。
フェアのおかげか客入りは大盛況。
ヨーグルトはどんどん捌けていき、あっという間に在庫300を切った。
時刻は15:00時。
あわよくば2000集めればイケるだろうと見積もっていた彼の予想を大幅に超え、夕方の買い物ラッシュの時間になる前に売り切れになるペースだった。
しかも、大見得を切っておいてもう協力を要請できる当てがなかった。
最悪の予想通り、17時時点で在庫が底を尽いた。
リマは彼を励まそうとしながらしてやったりと思った。
直後、まだ頼っていなかった同僚たちが商品を持って駆けつけてくれた。
由井園が各営業部員に連絡し、彼らは自分のお得意先を回ってかき集めて来てくれたのだった。
彼は感謝感激頭を垂れ、リマはまさかの展開に絶句した。
まるで文化祭準備にはしゃぐ高校生たちのようにテンションを上げた大人たちは客にウザがられる可能性も忘れ、自分の陳列方法をゴリ押ししようと騒ぐ様子を、イカされて何時間も経ったルネが微笑ましく眺めていた。

最終的に当初より多い3500が集まり、完売の運びとなった。
一山乗り切った彼らは一服しながら一心地つき、彼も先輩に一本恵んでもらった。
リマは自分が練り上げた作戦を咄嗟の判断で切り抜けられたことに、ただただ驚いていた。
タバコを吸うことが意外だと言うと、彼は気分のいい時だけ吸うことにしているという。
ただ仕事だからやっているだけだとしても、自分が築き上げてきたものは困ったとき、誰かに助けてもらえることが分かったから気分がいいという。
そして最後の台詞と笑顔に、リマは心を撃ち抜かれた。
しかしドキドキの意味がよく分からないまま彼に今夜の誘いを受け、当初の予定通りアルコールの勢いもあって童貞を奪えるチャンスだと思った。
しかし、当然二人っきりな訳がなかった。
今回のトラブルに尽力してくれた人たちも呼び、ありがとうとお疲れ様の打ち上げスタート。
どうすることもできないリマが由井園とルネに挟まれているのをよそに、お局様はずっとツンツンしっぱなしだった。

感想
すんどめミルキーウェイ37話38話でした。
リマを見てると世の巨乳女性が恐ろしく見えますが、男なんて第一はヤリたい気持ちがほとんどなので、まあWINWINなやり取りですね。
結局義武は気づいてないままでしたが、リマがシンプルに惚れちゃったのなら、もう正体を明かして直球で誘惑するかも知れませんね。
https://www.kuroneko0920.com/archives/54526




































