どれほどの時が経ったのか、多くの女がぐったりしながらも満足そうな顔をしている中、まだキャンプファイアーは煌々と燃え盛り、彼の腰のピストンを眩く照らし出していた。
一発ヤってもらった兵州手は少し輪から離れたところで彼のたくましさを眺め、美しいと呟いた。
生殖行為、交尾、セック〇、エッチ…
言葉を変えようがやっていることは同じで、これこそ生命が体現できる究極の美だった。
まさに彼の股間はイザナギの矛で、自分たちはかき回される海だと評した出芽。

この母なる海を子孫の元を持つ矛がかき回すことにより、新しい国が生まれるのだと兵州手は続けた。
現在生きている男がたった4、5人で、性的に何が凄いでもない平々凡々なスペック。
いくら孕ませよう、女とヤろうヤリたいという意思があっても、とても地球上の女性全てを相手できるものではない。
しかし、イザナギとなって今も保世をバックから突いている彼なら、イザナミを救うには十分な精力を有している。

その悦びをもっと多くの女に感じてもらうには、他の男も第二第三のイザナギになってくれれば世界が広がっていく。
聖なる悦び、性の永久機関。
男の意思など関係なく、生きているのだから人間性と自我を捨てて自分たちに奉仕しろと言っているようなものの女たち。
それでも、イザナミは彼女たちなりに世の女性を救おうとしている救済コミュニティだった。
そして兵州手と出芽は微笑みを交わし、もう一発彼にかき回してもらうため、光に吸い寄せられる虫の如く、可愛い小走りで向かった。

またどれだけ時が経ったのか、全ての女は十分にかき回してもらったようで、誰も立っていなかった。
ワンレンも出芽も淫乱親子も兵州手も保世も、今夜は十分とばかりに息を荒げていた。
まだ空は暗いということは、精々数時間程度しか経っていない。
そんな短時間で数十人規模全員に満足を与えた彼はそれでも立っていて、まだ女を欲していた。
もしかしたら射精していないのか、超スピードで生成しているのか。
とにかく兵州手は、まさに無尽蔵に思える彼のたくましさに戦慄した。

神として独自の考えを持ち始めた彼は、幹部と共に女を探す旅に出るぞと言い出し、フラフラと歩き出した。
しかし、さすがに人間の肉体的に限界を超えていたらしく、早々に道半ばで倒れてしまうのだった。
肉林な一夜が明けて目を覚ました彼は髪の毛も元に戻り、いつもの地味な彼になっていた。
どうやら昨夜のことは覚えていないらしく、頭痛を感じているようだった。
イザナギモードはほんの数時間程度しか持続しないと分かったが、それはあくまで昨夜のペースで腰を振った場合の話。
兵州手は、まだ始まりに過ぎないと考えていた。


































