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女に飢えている部員たちの囲みから離れて、静かなベンチへ。

 

実は相当な時間待っていたかなえは来たばかりだとごまかしつつ、人間関係の悩みの相談に来たんだと切り出すと、越智は自分の価値観だけで気遣いゼロの正論のみを吐き散らし、めんどくささを露わにする

 

もちろん寛はかなえの味方。

 

寛に説諭されたら折れる心を持っている越智は口出しを止めて一足先にお暇したが、やはりかなえが何らかのスパイであるかのように意味深な忠告をしたのだった。

君に愛されて痛かった
著者名:知るかバカうどん 引用元:君に愛されて痛かった4巻

 

 

寛の越智に対するフォローと、いい友達とは如何なるものか。

 

そういった意見を聞けたかなえは気分よく帰ろうとしたが、駅の改札を通る直前にどこかで寛と別れるのを待っていた越智に捕まってしまう。

 

もちろん野球と寛バカの越智は、寛を心から思うなら野球の邪魔にならないよう身を引けと、まるで我が事のように要求。

最早越智の要求は正論成分さえ無くなり、寛への歪んだ愛情を意地でも通したいだけになっていた。

 

野球に秀でた寛をずっと傍に置いておきたい越智。

 

そして寛の肩の調子が悪いと聞かされたかなえが野球なぞ辞めればいいのにと口走り、越智はついに手を出して胸倉を掴んだ。

 

しかしかなえも、ただの我がままを吐き散らす越智がウザくなり、前言を撤回するどころか苦しむくらいなら辞めろ辞めろと繰り返した。

君に愛されて痛かった
著者名:知るかバカうどん 引用元:君に愛されて痛かった4巻

 

 

かなえの反論で逆に冷静になった越智だったが、何者でもない寛ではなく、野球ができる寛を求めていることを否定しなかった。

 

 

 

一気に気分が悪くなった帰りの電車内。

 

かなえは同じ車両に乗っている若者が、途中の駅で降りていった奴の陰口を速攻で叩き始めたのを聞いた。

 

恥ずかしげもなく自らの醜さを披露する若者の姿で、かなえはかつて利用されていただけの存在だったのを思い出した。

 

しかし寛が嘘を吐いているとは思いたくなくて、越智への憎しみを募らせて精神の均衡を維持することにした。

君に愛されて痛かった
著者名:知るかバカうどん 引用元:君に愛されて痛かった4巻

 

 

 

翌日は終業式からの夏休み突入日。

 

里虹たちはこれでもかととみ子を煽り、心を抉り、友達いなかったら夏休みの意味がないと追い詰め、涙塗れにさせていく。

 

もちろんかなえには同調圧力をかけ、ナイトプール用の水着を買いに行こうと誘いかけた。

君に愛されて痛かった
著者名:知るかバカうどん 引用元:君に愛されて痛かった4巻

 

 

しかしかなえは、人をイジメることで保たれているこの友情に嫌気がさし、とみ子が復帰しなければ付き合わないと条件を提示したのだった。

 

日和見主義の瑠奈は穏便に諭そうとするが、新リーダーの里虹はかなえの謀反を許さなかった

 

 

そして情けをかけられたとみ子は感謝などせず、金ならないと先んじて牽制した。

 

ただかなえはもう、損得勘定、メリット・デメリット、同調圧力、空気の読み合い、そんなことだらけで繋がる関係はもういらないと思ったのだ。

 

そんな関係こそとみ子も理想だと思っているが、自業自得なのも自覚できていたので、ロンリーサマーバケーション上等だと開き直った。

 

しかしかなえは、そんなとみ子を許しはしないものの、里虹たちよりはマシだと思い、ハブられ経験者同士の友情を育て始めた。

君に愛されて痛かった
著者名:知るかバカうどん 引用元:君に愛されて痛かった4巻

 

 

そして終業式の帰りに、普通の友達みたいに寄り道をし、休みに入っても遊ぶ約束をした二人だった。

 

 

 

夏休みに入り、とみ子を誘ってとみ子セレクトの一着で寛の試合に応援に駆け付けたかなえ。

 

 

寛の素晴らしいピッチングには心躍るが、野球選手としての寛に黄色い歓声が送られるのは、受け入れがたかった。

 

嫉妬や不安ではなく、寛が落ちぶれれば見向きもしなくなる声援。

 

だからかなえは寛の健康と苦しみから解放されることを願い、無理をして肩をぶっ壊した彼の姿に涙を流して悲しんだ。

君に愛されて痛かった
著者名:知るかバカうどん 引用元:君に愛されて痛かった4巻

 

 

直後、堪え切れずに笑みを零したのだった。

 

 

感想

君に愛されて痛かった4巻でした。
面白度☆8 価値観の相違度☆10

かなえが強くなったと思ったら、彼の幸せを願うあまりに一切の苦しみを排除して欲しい方向性の愛。

片や越智も異常な執着を見せるので、やっぱりまともな奴が一人もいないのがいいですね。

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