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13話後編

写真の車を見た栗原は瞬く間に数値を動かし、かなりの好意的な数値を示した。

 

それは単純に自分が乗っている車種と同じだから、好感が上がっただけだった。

 

ただ同じ車種でも誰の所有なのか分かるらしく、その人物も知っていることを仄めかした。

 

嘘は吐いておらず、彼は何とか誰の車なのか訊き出そうとするが、真っ当に個人情報を盾にした栗原は彼とお近づきになるために、色気を推し出してくる。

ドクザクラ
著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ13話

 

 

願ってもない彼がすぐ了承して、さっそく連絡先を交換しようとしたその時、会長に入っているサクラが栗原に桁違いの悪意を向けながら頭をわし掴んだ

 

子供のままのサクラは自分の役割よりも、彼が盗られる危機感で頭がいっぱいになっていた。

 

傍から見れば圧の凄い老人が小娘を張り倒し、若い男に夢中になっている男色爺にしか見えなかった。

ドクザクラ
著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ13話

 

 

デカい声も出したせいであっという間に騒ぎが大きくなると、会長の秘書らしい女性が人混みをかき分けて来てアツシを見ると、当然知らない彼を不審がり、栗原に息子でないことが早くもバレてしまう

 

そんなことに構わずサクラは止まらず、傷つけてはいけない対象に入っていないサクラの頭を強く掴み続ける。

 

 

彼が言っても止まらないが、ユメノの言葉には反応を示した。

 

ユメノは本当の会長とは知り合いで必死に声をかけ、最後に思いっきり叫んで強く諭した。

ドクザクラ
著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ13話

 

 

その言葉に反応したサクラは手を放し、急に震えて怯えだし、母親をとてつもなく恐れている子供に戻った

 

そして、会長から抜け出たのか、フッと意識を失ってしまうのだった。

ドクザクラ
著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ13話

 

 

辺りは騒然となるが、彼は落ち着きを取り戻し、サクラが子供の頃に泣きじゃくりながら母親に謝っているところを思い出した。

 

 

スヤスヤと眠っているサクラをユメノに任せた彼は、食事会の後に栗原と待ち合わせ、改めて連絡先を交換するつもりだった。

 

しかし栗原は、彼が会長の息子じゃないと分かった途端、圧倒的不信感を抱いていた

 

騙されたのだし、彼がどこの誰かもまた分からなくなったので当然だが、会長と繋がりがあるなら利用価値はあると見出し、予定通りにwinwinの関係なら仲良くするつもりだった。

 

もちろん彼と仲良くして、その先にいる会長に近づくためであり、もうそれを隠さなくなった。

ドクザクラ
著者名:山本やみー 引用元:ドクザクラ13話

 

 

出世、成り上がりのために価値ある人脈はむしゃぶり尽くすスタンスの栗原は、彼を自分の部屋に誘った。

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