41話
曙を連れた烈人と雲母は、激戦が予想される病院に着き、踏み込もうとしていた。
一方、捕らわれの3人は全裸でシーツ一枚に包まれ、女王の前に差し出されていた。
子供時代のモリガンみたいに、将来有望なエロさを発散する女王に食って掛かる百花と舞姫は、彼らが助けに来てくれることを見越しているが、それこそ女王の狙うところ。
キセイ蟲の狙いは炎城烈人なのだ。

メスしかいないキセイ蟲は多種族から繁殖相手を選ぶのだが、今回の地球においてエネルギーが特別高い理想的なオスが彼なのだ。
それを雲母とのコラボ攻撃時に確認したと聞いた百花は、自分より雲母との相性が良いことに歯噛みした。
その時、建物内に非常ベルが鳴り響いた。
順調に潜入した彼らにより、これで一般患者やスタッフが外に避難した。
ここまでは女王側も予定通りだが、サソリ婦長は彼と雲母にぶつける予定だった暁と連絡がつかなくなったことに焦り始めた。
取りあえず院内に待機させている蟲たちを集結させるため、フェロモンを散布して作戦を伝えるが、うんともすんとも応答も動きもない。
サソリ婦長が様子を見に行ってみると、既に雲母たちがスタッフに化けたキセイ蟲たちを退治していた。

まさか全滅させられるとは予想外だったサソリ婦長は平然を装って、お得意のハメ技に誘い込もうと考えた。
曙は姉を利用されたことに憤慨の意思を示すが、サソリ婦長は心外だと煽り顔を返し、持ちつ持たれつの共生関係だったと訂正した。

そんな言葉遊びはどうでもいい曙は、とにかく姉を治す方法を教えろと迫った。
それを待っていたサソリ婦長はついて来いと促し、先を歩き出す。
曙はついていくしか選択肢がなく、雲母たちも成り行きに任せて曙の後について行く。
そしてサソリ婦長は作戦通りに狭い部屋に誘い込めたことに悪い笑みを零し、3人を捕縛した時と同じように求愛フェロモンを散布していった。
それが充満する時間稼ぎのため、余裕綽々で自分の能力についてぶっちゃけ出し、どうやって暁に強大なエネルギーを与えて戦わせていたのか暴露した。

そんな何がどうなってという話より、暁は治せるかどうかだけ吐けと迫る。
直後、十分にフェロモンが散布され、興奮させられた曙はクラクラしてきた。
これで勝ったと確信したサソリ婦長は高笑いし、暁を治せるのもエグゼロスを集めれば解放すると言ったのも全て嘘でしたと暴露した。
































