多数決
処刑台の横に鍵穴があると案内された後、サラの右手の拘束も解けた。
サラはジョーが隣室の惨状に気づいていないのに気づき、今なら鍵を渡してもらえるかもしれないと考えた。

そんな思惑に気づかず、ジョーは悪質な悪ふざけの可能性を残したまま、カギをサラに託そうとした。
二人とも助かる方法をサラなら考えつく可能性に懸け、まだ冷静に見える彼女に託そうとした。
サラはそれで自分だけ助かろうとしたことを恥じ、逆に自分も助けて欲しいと頼んだ。

時間が惜しいジョーがすぐカギを使って拘束から逃れ、サラの方にも使おうとするが、鍵穴に合わないようになっていた。
ジョーは室内にある棚からごつい肉切り包丁を見つけ、サラの拘束バンドを切り裂こうとするがまるで歯が立たず、これでサラの手首を切り落とそうと考える程焦りを募らせていく。

だが胴体の拘束もあると思ったその時、カギを握りしめた手の平に血が滲み、カギの色が変わっていることに気づいた。
それでジョーは何かを思いつき、天井からぶら下がる燭台に皮膚が焼けるのも構わず触れた。
そして制限時間ギリギリでサラの拘束を解き、処刑台プレスから助け出したのだった。
カギの色が変わったことで秘密に気づき、熱を加えることで唯一の二人助かる方法を見つけ出したのだ。
サラが涙でぐちょぐちょになりながら部屋を出ると、薄暗く長い廊下が続いていた。
程なく、少女か少年か分からない者が現れると、廊下がぽっかり開き、二人は落とし穴に吸い込まれてしまった。

落下でまた意識を失ったサラが目を覚ますと、そこには他にも何人かの被害者らしき者たちがいた。
同じ境遇にいるらしい彼らも状況が飲み込めていないようで、サラが今信頼できるのはジョーだけ。

誰が信用出るのか、誰が真実を言っているのか、嘘を吐いているのか、そしてこの中にあのストーカーがいるのか。
やがて強制的に謎解きをさせられ、犠牲者が出ても、意味が分からないデスゲームは続いていき…

感想
キミガシネ‐多数決デスゲーム‐1巻でした。
面白度☆7 池上度☆10
THE池上竜矢な作画で、原作ゲームとは少し違いもあるようです。
1巻ではついに多数決が行われ、犠牲者が出てグッと盛り上がるところまでと、おまけ漫画が収録されています。
https://www.kuroneko0920.com/archives/76177



































