賃貸物件はロクサーヌとの愛の巣
遠距離魔法攻撃にはテンションが上がった。
ロクサーヌはびっくらこいて、最早何でもありの彼に驚きの連続だが、内密にと釘を刺されれば素直に飲み込み、凄い凄いと褒め称えてくれるから彼もドヤ顔を隠し切れない。
そして壁形態も英語に変換して唱えれば、イカツイ炎の防御壁が現れてくれた。

球、壁と順調に放つことができれば、最後に全体攻撃の確認を。
二階層のトレント二体の周りにチリチリまとわりついていく火の粉。
その発動モーションだけでカッコいいのに、炎の柱に包まれる様はまさに魔法最高だと言えた。

休息もそこそこに、魔法を早く色々試したい知りたい彼は思ったよりの威力の無さ、あまり連発できないディレイタイムのウザさ、敵属性との相性があるだろうことを確認していく。
他ジョブとの兼ね合いも分かりつつ、とにかく魔法を使いまくり、水系統もファイヤーからウォーターに変わるだけなのを確認。
他に風のブリーズ、土のサンドがあるのも発見した辺りで、自分の幅が広がっていくにつれ、ロクサーヌを失う恐さが強くなり、自分の命と同じくらいに守りたいと感じた。

その後、二階層のボスも難なく倒した。
ロクサーヌがほぼ何でもかんでも褒めてくれるので、どこまで本心なのか疑わしい気持ちも芽生えるが、勢いに乗って三階層へ。
三階層の敵はついに武器を持ったコボルトでレベルも上がっていたが、火球一発で倒せるほど弱く、弱いから武器を持っているのか武器を持つから弱いのか気になるほど、拍子抜けの弱さだった。

コボルトの厄介なところと言えば人間に似てなくもない人型なところだけで、サクサク倒してドロップアイテムをゲットしてで順調のまま、今日の探索を切り上げた。
そして宿に帰れば、ロクサーヌと体を拭き合うお楽しみタイムの始まり。
背中を拭かれる時はまだまだ恥ずかしそうに重い乳房を隠そうとするが、彼は背中越しに揉む気持ち良さを楽しみ、振り向かせてのベロチューも楽しむ。

ベッドに押し付けて寝バック。
激しさもしっかり受け止めてくれるロクサーヌを大事にするのは常に優先すべきことで、彼はいつまでも宿屋暮らしなのは具合が悪いと思った。
一軒家ならば、ロクサーヌとの蜜月の時を思うまま楽しめるのだから。

翌日、アイテムを換金した後に帝都とクーラタルという迷宮がある街を訪れ、ワープできるようにした。
クーラタルなら必要なモノが十二分に揃いそうな街の雰囲気で、彼はまず迷宮のある広場まで案内してもらい、クーラタル迷宮は入るごとに入場料がかかることを知って驚いた。
しかし、一度入った後はワープすればいいと耳打ちされ、ロクサーヌの狡賢さにも感心させられるのだった。

お金の節約の目途が立ったところで、魔法の攻撃力が上がるかを確かめるため、金物屋で武器屋の場所を聞いた際、そこが不動産屋も兼ねていることを知り、賃貸に住んだ方が宿屋暮らしよりかなり安上がりなことが分かった。
一先ずワンドとステッキを購入すると、クーラタルには別荘地のような静かな住宅街があるのを知り、さっそく金物屋に戻って物件を案内してもらうことに。
日本で考えれば十分に豪邸と呼べる広さ、周辺環境の良さ、畑にできる庭付き、ワープと水魔法で井戸から運搬する労力が必要ないことを鑑みた結果、彼は一軒目のそこをロクサーヌとの愛の巣に決めたのだった。

感想
異世界迷宮のハーレムを4巻でした。
面白度☆8 進展度☆8
魔法の行使はなかなかにカッコ良かったですね。
盗賊への容赦のなさのシビアさ、宿屋の薄暗さも悪くないですが、家で過ごす日常パートみたいなのも期待したいです。
https://www.kuroneko0920.com/archives/77627


































