153話
あれだけ大口を叩いたトリスもやはり、触れられたら一発で発情してしまい、膝から崩れ落ちた。
ヤリたいならベッドに来いと言われても、しかしまだ理性を残しているトリスはまた激しく指でいじくり回し、ユーマへの愛が伊達じゃないことをアピールしようと頑張った。

これだけトリスが意地になるのも、ユーマとはただ慰め合うだけの関係じゃないからだった。
まだ未熟で幼い頃、何人かで森に踏み込んだはいいがカルの群れに遭遇し、仲間たちが次々と犯されていった。
トリスは命からがら助けを呼びに走ったのだが、新たなカルの群れに囲まれてしまい、勇ましく挑みかかったのだがグーパン一発で地に叩き伏せられてしまった。
そして押さえつけられるとすぐに諦め、仲間たちに心の中で謝った。

直後、トリスの中に突っ込もうとしたカルたちは頭をスッパリいかれ、じゅびじゅびと天に還ったのだが、あわやを助けたのがユーマだった。
そしてユーマはさっさと諦め声もあげなかったトリスを責め、合理的に考えられないのは修行不足だと指摘したのだった。
その後、懇ろの仲になるのだが、トリスは事後のピロートークの時間にこの当時のことを思い出しては涙を流したものだった。
助けられた命、大事なことを教えてもらった思い出。
身も心もユーマに捧げると誓ったトリスは、おまけに他の誰でもイキはしない、もし他の誰かに貞操を奪われたら殺して欲しいと愛しい人に頼んでいた。
そこまで思い出深い誓いをしたのに、トリスは結局性欲に負けて彼の肉棒を望み、バックでぶち込まれて激しく喘ぐことになった。

もう貞操を奪われたのだから終わりなのだが、まだイキ狂いはしてないトリスは、男では絶対イカないと頑張り続ける。
そんなこと言われたらイカせたくなる彼は腕を掴んでより奥に突っ込むと、くるっと仰向けにして擦れる角度を変え、執拗なピストンを繰り返す。
これはもう全てを認めるしかない、とんでもない気持ち良さ。

あまりの凄さに屈服したトリスはユーマへの誓いで最後まで踏ん張ったがやはり諦め、ごめんと謝りながら盛大にイキ飛んでしまうのだった。
直後、拘束をぶち破ったユーマは即座に剣を手に取り、トリスに約束を覚えているか訊ねた。
貞操を奪われたら殺してくれと頼まれたのだから、約束を守ることこそユーマらしさと言え、受け入れる親友の首に刃をあてがった。

直後、玉が割れて崩月を知らせた。



































