39話
二人で助けを呼びに行った結果、目的を果たせなかった弓月が一人で戻ってきたという、とてつもなく怪しく不穏な状況。
薄汚れ、青ざめ、謝りながらいつはぐれたのかも分からないと説明する弓月。
説明の内容はどうしようもなく臆病で使えないダメな女の子という感じだが、殺人犯と考えればサキに危害を加えた末の演技にしか見えない。
そして改めて捜しに行くから、優奈について来てほしいと頼んできた。

すると詩織が、弓月には休んでもらって自分と行こうと言い出した。
果たして急激に怪しさを増した弓月と二人きりになるか、詩織と一緒に行って五十嵐と弓月を残すか、詩織と弓月に行ってもらうか。
どれが最適なのか考えを巡らせた優奈は殺人犯の設定をやり直し、これが最後の選択だと覚悟して結論を出した。
それは詩織を信頼して残し、弓月と下山する組み合わせだった。

準備を整えてから、月明かりとライトを頼りに麓を目指して歩く道すがら、優奈はフェラを教えてくれた時のことを振り返って話しかけた。
お互いにあれがきっかけで仲良くなれたと思っている出来事で、だからこそ優奈は弓月の直すべきところも指摘した上で、何か隠し事があるんじゃないかと切り込んだ。
弓月は正直に全て話していると言い返すが、もう経験人数を誤魔化したのを見抜いている優奈は信用せず、あえて殺人犯だと疑っていることを明かし、一人で戻ってきた不自然すぎる言い訳なんて信じられるわけがないと突きつけた。

だから信じて欲しかったら、凶器を隠していないか調べるから裸になれと求めた。
サキを始末したのなら凶器くらい持ってないと難しいと判断した身体検査の求めに、弓月も覚悟を決めて受け入れ、堂々と全裸になった。

優奈は隅々まで調べさせてもらうと前置き、口の中から陰部の穴までしっかりと調べていった。
結果、凶器など何も見つからなかったが、どちらにしろ落ちている石でも枝でも凶器にできると言い出し身体検査の無意味さをぶっちゃけた優奈の目的は、サキと争った痕跡を見つけることだった。
強く警戒していたサキが完全な不意打ちを食らうとは考えにくく、多少なり争っただろうと踏んだのだ。
その痕跡は、確かに弓月の肌に残されていた。

そこまでバレた弓月は一言謝ってから優奈を突き飛ばし、傍の石を拾って振り下ろしたのだった。
感想
タマロワ36話37話38話39話でした。
殺人犯の術中とは、一体どういうことなのか。
前提から間違っている可能性がありますね。
https://www.kuroneko0920.com/archives/79381



































