
インフェクション213話214話215話
ネタバレ感想
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やっと晴輝救出の段階までこぎつけた紗月は、やたら自己主張してくる部隊長の自衛隊員の私利私欲に押し負けそうになったが、ばっちり隊員たちの心を掴んで立場を取り戻した。
そして隔離地域内に入ったかと思った矢先、さっそく待ち受けていた変異体と遭遇したのだった。
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213話
無線の声は碇だったのか。
それさえもはっきり分からない最後方の紗月たちが戸惑った直後、閃光と共に近くの山で爆発が起こった。
明らかに戦車の砲撃で、何かと戦わなければならない状況だと察した山田が運転手を急かし、車列の先頭に走らせた。

平和な時に訓練で戦車砲を間近で見たことがある碇は、本当に閃光が走り、狙った対象に狂いなく着弾する兵器だと理解していた。
その頼もしい一発で先制攻撃を食らわせてやるつもりだったのだが、放たれた砲弾は蹴りで真っ二つにされ、山肌に吹っ飛ばされたのだ。

兵器の一撃を軽くあしらうのが変異体で、そんな怪物がいるのが隔離地域だった。
まさに現実離れした脅威を目にした碇だが怯むわけにはいかず、一発でも当てれば勝ちだと信じ、動き回りながらの機銃掃射も指示した。
しかし変異体は砲弾も機銃も身軽に器用にびょんびょん飛び回って躱し続ける。
隊員たちも一瞬のチャンスを逃すまいと、追いかけ撃ち続ける。
すると変異体は一軒の民家に両足の裏をくっつけ、身体を浮かすように両手を地面についた。
まるで土下座に見えたのも束の間、民家を踏み台にした変異体はクラウチングスタートの要領で突進した。

あまりの速さに対応し切れない戦車が慌てて撃ったのもあっさり躱され、真上を取られた。
まさに頭上を迎撃する攻撃手段がない戦車は為すすべなく、上半身を出していた隊員はビュッと伸びてきた足に突き潰され、中も撹拌されるように肉がぐちゃぐちゃになる音が響いた。

引き抜かれた足は血塗れで、碇はおぞましい攻撃と音に慄くが、とにかく撃てと命令することしかできない。
しかしクラウチング突進が有効だと分かった変異体は、またさっさと民家に近寄ると同じ要領で足をかけ、超スピード突進を繰り出した。
為すすべなくもう一台も戦闘不能にされるかと思われたその時、どこからか飛んできた一射が変異体の膝を切り裂いた。
その一射はもちろん、神の如き腕を持つ山田の放った矢だった。

そして山田のシンプルな一言で、突進を止められた変異体に向けて砲弾が火を噴いた。


































